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ソニー、小型GPSレシーバーとパソコン用カーナビソフトを発表

2000年11月01日 02時34分更新

文● 編集部

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ソニー(株)は11月1日、小型GPSレシーバー『ハンディGPS』(PCQ-GPS3S)、旅行アルバム作成ソフト『ジートレックス2』(PCQ-GTX2)、パソコン用カーナビソフト『ナビン・ユー5』(PCQ-NYH5)を発表した。いずれも価格はオープンで、11月25日に販売を開始する。予想価格は、ハンディGPSが2万4000円、ジートレックス2が4500円、ナビン・ユー5が1万1000円。

『ハンディGPS』

ハンディGPS(HandyGPS)は、人工衛星からの電波で、現在位置を測定する小型GPSレシーバー。バックライト付き液晶ディスプレーに、現在地の緯度/経度、移動速度、方位、衛星受信状態、電池残量などを表示する。また、本体側面には、電源ボタンとディスプレー表示切り替えボタンのほか、現在の位置情報を記録するマークボタンを装備。移動の履歴(ログ)を256KBの内蔵メモリーに保存できる。

『ハンディGPS』本体。写真の左上にあるのがPowerボタンで、右側にあるのがMARKボタン、その少し上にDISPLAYボタンがある。旧モデルにはなかったバックライト付き液晶ディスプレーにより、単体での利用も可能になった

パソコンにUSBで接続でき、ログをパソコンに転送可能。転送されたログを基に、ジートレックス2とナビン・ユー5の地図上に移動の軌跡を再生できるという。バッテリーとして、単3アルカリ乾電池2本(または同社製単3ニッケル水素充電池2本)を電池ボックスに収容でき、駆動時間は約12時間(ニッケル水素充電池使用時で約8時間)。電池ボックスを取り外し、USBからの給電でも動作可能。

『ジートレックス2』
トラベルアルバムを作成し、3Dで再生した画面。

ジートレックス2(GTREX 2.0)は、ハンディGPSのログとデジタルカメラの撮影画像を使って、旅行アルバムを自動的に作成するパソコンソフト。印刷形式には、ログの軌跡通りに画像などを整理する“トラベルレポート”と、“アウトドアスポット”や“絶景”など、カテゴリー別に画像などを整理する“コレクションマップ”の2種類がある。また、印刷と同様の2種類の形式で、ホームページを作成可能。さらに、デジタル画像を3次元のデジタル地図上に表示する“3Dログビューワー”を搭載する。対応OSは、Windows 95/98/Me/2000。動作環境は、64MB以上のメモリー、空き容量300MB以上のHDDを搭載したPC/AT互換機またはPC98-NXシリーズ。

『ナビン・ユー5』

ナビン・ユー5(Navin'You 5)は、ハンディGPSを接続したノートパソコンに、運転中の自動車の現在位置を表示するナビゲーションソフト。自動車が交差点にさしかかると、交差点の拡大図を表示し、音声で進路を誘導するという。また、現在位置の入った地図をホームページとして表示する“ポジションブロードキャスト機能”を搭載。ホームページのURLの入ったメールを指定の相手に自動送信する。さらに、有料道路の使用の有無など、各種条件で目的地までのドライブルートを探索可能。探索結果は、画面表示のほか、カラー印刷できるという。対応OSは、Windows 95/98/2000/Me/2000。動作環境は、64MB以上のメモリー、空き容量90MB以上のHDDを搭載したPC/AT互換機またはPC98-NXシリーズ。対応するGPSレシーバーは、ハンディGPS(PCQ-HGR3/HGR1)のほか、旧MITSUMI製GPSアンテナやIPS-5100G GPSアンテナなど。

ノートパソコンで表示した画面。GPS機能使用時は、画面いっぱいに表示してマウスを使わずに操作するFull Screen Guide Modeを利用できるなど、ルートガイド時の操作性が向上している
ポジションブロードキャスト機能で作成された現在位置の地図をウェブブラウザーで表示したところ。iモード端末でも位置を確認できる

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