富士通(株)は16日、企業向けノートパソコン『FMV-BIBLO LIFEBOOKシリーズ』において、さまざまなセキュリティー機能を搭載した11機種を開発、同日より販売を開始すると発表した。
『MRシリーズ』 |
発売するのは、A4ハイエンドモデルの『NAシリーズ』2機種、スタンダードモデル『NUシリーズ』3機種、A4ファイル薄インチモバイルノート『MRシリーズ』1機種、B5サイズの『MF/MCシリーズ』5機種の計11機種。
『NAシリーズ』は、筐体デザインを一新し、機密情報への不正アクセスを防ぐ“指紋センサー”、“スマートカードホルダー”、“セキュリティボタン”を搭載する。最上位機種の『FMV-6850NA8/B』の標準構成は、モバイルPentium III-850MHz、15インチTFT液晶ディスプレー(1024×768ドット)、64MBのSDRAMメモリー、10GBのHDD、最大24倍速のCD-ROMドライブ、100BASE-TXのLANインターフェースを搭載する。OSはWindows 98 SE。価格は54万8000円。
『NUシリーズ』は、CPU性能の向上とHDD容量の拡大を図るなど、基本性能を強化した。上位モデルの『FMV-6700NU8/L』の構成は、モバイルPentium III-700MHz、14.1インチTFT液晶ディスプレー(1024×768ドット)、64MBSDRAMメモリー、10GBのHDD、100BASE-TXのLANインターフェースとなる。OSはWindows 98 SE。価格は34万8000円。
『MRシリーズ』は、CD-ROMドライブなどが内蔵可能な1ベイ構造で、厚さ36.2mm/重量2.3kgとなっている。構成はモバイルPentium III-650MHz、14.1インチTFT液晶ディスプレー(1024×768ドット)、64MBのSDRAMメモリー、10GBのHDD、100BASE-TXのLANインターフェースとなる。OSはWindows 98 SE。価格は34万8000円。
『MF/MCシリーズ』についても筐体デザインを一新、『NAシリーズ』と同様のセキュリティー機能を全機種に搭載する。また、B5ファイル『MFシリーズ』については、キーピッチの拡大(19mm)など操作性を向上し、B5コンパクト『MCシリーズ』についても軽量1.29kgのボディにPCカードスロットを2基装備するなど拡張性を強化した。特に『MCシリーズ』のタッチパネルモデルには、低反射タッチパネル液晶ディスプレーを採用する。そのほか、DDIポケット(株)の“H”IN”(に対応し、64kbpsのワイヤレス通信機能を内蔵したモデルも用意する。
MFシリーズの上位モデル『FMV-6600MF8/X』の構成は、モバイルPentium III-600MHz、12.1インチTFT液晶ディスプレー(1024×768ドット)、64MBのSDRAMメモリー、10GBのHDD、100BASE-TXのLANインターフェースとなる。OSはWindows 98 SE。価格は33万8000円。
MCシリーズの上位モデルの『FMV-650MC8/W』の構成は、モバイルCeleron-500MHz、10.4インチTFT液晶ディスプレー(800×600ドット)、64MBのSDRAMメモリー、10GBのHDD、100BASE-TX LANインターフェースとなる。OSはWindows 98 SE。価格は23万8000円。