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ACCESS、IPv6対応の組み込み向けTCP/IPスタックを発表

2000年10月17日 16時37分更新

文● 編集部

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(株)ACCESSは16日、IPv6対応の組み込み向けTCP/IPプロトコルスタック『AVE-TCP(アービーティーシーピー)v6.0』を発表した。

これは、情報家電、ホームネットワーク機器、携帯電話などへの組み込み用に開発されたIPv6対応のTCP/IPプロトコルスタック。IPv4とIPv6を同時にサポートする“デュアルスタック構成”のため、どちらのネットワーク環境にも対応するという。基本モジュールとして、TCP、UDP、IPv4、ICMPv4、ARP、IPv6、ICMPv6、NDP、PPPをサポートし、ROM約80KBとRAM約110KBのサイズで動作するという。7月に実施された接続テスト“2nd TAHI Interoperability Test Event”に参加し、他社のIPv6対応機器との相互接続性を確認したとしている。

現在、パソコンで動作する同プロトコルスタックのEarly Access版を出荷中。また、同社がモバイル機器向けに開発したμITRON準拠のリアルタイムOS『μMore』で動作する製品版の出荷を、11月に開始する予定。さらに、移植/開発を行なえる『SDK開発キット』の出荷を、2001年春に開始するとしている。さらに、同社は、同プロトコルスタックをベースにした次世代携帯電話向けのプロトコルスタック『AVE-TCPv6.0 for Wireless』を開発中で、WCDMA、CDMA、GRPSなどの通信方式を前提に接続実験を行なっており、2001年春までに製品化するとしている。

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