このページの本文へ

【一億人のIT革命 Vol.1】NTT-MEとNTT-X、共同でプライベートショーを開催

2000年10月12日 21時23分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)(※1)と(株)エヌ・ティ・ティ エックス(NTT-X)(※2)が、共同して自社のサービスや製品群を展示するプライベートショー“NTT-ME|NTT-X PRIVATE SHOW 2000”が12日と13日の両日、東京・品川の品川インターシティーホールで開催されている。ITに関心を持つビジネスマンを対象に、両社の持つ技術・サービスを一堂に集めてその実力をアピールしている。参加には名刺2枚が必要だが、入場料は無料。

※1 NTT-MEは'99年4月に設立。企業向け高速ネットワークサービス“XePhion(ゼフィオン)”や、インターネット接続サービス“WAKWAK(わくわく)”、ISDNルーター/TAの“MN128”シリーズなどで知られる、NTTグループ中でマルチメディア事業を展開する会社。

※2 NTT-Xは'99年1月に設立され、Eコマースとウェブマーケティング事業を得意とする企業で、一般には検索ポータルサイト“goo.ne.jp”で知られる。

NTT-MEとNTT-Xがプライベートショーを共催するのは、昨年11月に開催された“Departure2000”に続き今回で2回目。前回は3000人の来場者があったが、今回は倍の6000人を見込んでいるという。

NTT-MEの展示スペースはNGI(Next Generation Internet)、IT-Literacyなど5つのテーマに分かれた展示となっていた。写真は基調講演が行なわれている最中のものなので人が少ないが、講演後は大勢の参加者であふれていた
会場に設置されたステージで、“一億人のIT革命”をテーマに基調講演を行なうNTT-MEの池田茂代表取締役。広帯域ネットワークが鍵という

会場はNTT-MEとNTT-Xの2つに分かれて展示が行なわれている。NTT-MEは、高速ネットワークサービスとインフラ製品など、NTT-XはgooをコアとしたコンテンツサービスやASPサービスなどが紹介されていた。

パソコンを使わず、テレビでインターネットと電子メールが利用できるという、NTT-MEのわくわくステーション。ISDN回線を使って同社が展開するISP事業“WAKWAKインターネットサービス”を利用し、月額2980円から提供する
わくわくステーションを使ってテレビに表示した、ポータルサイト“わくわくチャンネル”
住宅用ホームLANシステムの“配電盤ボックス”。ISDNダイヤルアップルーターと、各部屋への分配器、U/V/BS/CSブースターを収容している
各部屋に設置される“情報コンセント”。LAN、ISDN、アナログ電話、電源、テレビのコンセントが集められている
マンションなどの集合住宅向け常時接続型無線インターネットシステム“わくわくウェーブ”の基地局。2.5GHz帯の電波を利用し、1チャンネルあたり1Mbpsの帯域を持ち、それを加入者が共同で利用する
上と同じ集合住宅向けインターネットシステムの有線版。一般の電話回線の配線を使ってデータを送受信(音声電話はそのまま使える)するHomePNAシステム。一番上に乗っている10cm角ほどの装置(HomePNAアダプター)を加入者の電話線に取り付けて利用する。通信速度は2Mbpsとしている
企業向けVoIPシステム。同社はこれとは別に、一般の電話から特定のアクセスポイントを経由して電話をかけるだけで、通常の電話料金と比べて低価格の国際/国内通話ができるVoIP電話サービス“Love Me Call”を4月から提供している
通常のウェブページを、iモード携帯電話で見やすい形式に自動変換して提供するゲートウェイサービス『みたi君』の例。立教大学で学生向け情報提供システムとして利用されているという
PCカードスロット付きダイヤルアップルーター『MN128 Slotin』には新たにIEEE802.11b準拠の無線LANカードが発売された。以前は独自の10Mbps無線LANカードを用意していたが、ユーザーからの要求が多いため802.11b準拠製品もラインアップしたと説明している
NTT-Xのコンビニ向け端末システム“kioX(キオックス)”。大規模なシステムを用意しなくても、これを導入するだけで各種公共料金の支払いが可能になり、中小のコンビニなどでも大手並のサービスが提供できるというもの。関東圏では“新鮮組”の導入が決まっているという

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン