シャープ(株)は12日、業務支援端末『ビジネスモバイルツール(愛称はビジネスザウルス)』(BI-L10)を25日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。生産は受注生産となる。
『BI-L10』 |
『BI-L10』は、衝撃に強い上、薄暗い場所でも使えるなど、アウトドアでの使用性を高めた企業向けの業務支援端末。携帯性を損なわず耐久性に富んだ衝撃構造(耐落下衝撃性能は1m、同社の落下テスト基準による)を採用し、薄暗い場所でも視認性のよいバックライト“ELバックライト付半透過型液晶”と、片手で操作できる大型スクロールボタンを搭載する。
IRクレードル(別売)にセットするだけで、IrDA1.1(4Mbps)によるホストサーバーとのデータ連携を行なえる。また、モバイル環境では、コンパクトフラッシュカードスロット(Type II)採用により、CF型データ通信カードを使った一体型の通信端末として、企業内データベースとの連動に対応する。
CPUは32bitのRISCプロセッサー、本体メモリーは8MBのDRAMメモリーと8MBのフラッシュメモリーを搭載する(ユーザーエリアは約7MB)。表示部は半透過型FSTNモノクロ16階調バックライト付液晶ディスプレー(320×240ドット)。インターネットメールはPOP3、SMTP、PPPのプロトコルに対応。ウェブブラウザーはHTML3.2、SSL(128bit)、Cookie、フレームなどに対応する。電源はDC3.6V、またはリチウムイオン充電池で、消費電力は1.1W。充電池の連続表示時間は約33時間で、連続通信時間は最大約6時間。サイズは幅142×奥行き86×高さ20mmで、重さは約240g(充電池を含む)。