ニフティ(株)は10日、ブラジルのISPであるUniverso Online Ltda.(UOL)と、インターネットを基盤とした広範囲なビジネス提携に向け、共同プロジェクトを発足させることで合意したと発表した。
UOLは、ブラジルに約80万人の会員を持ち、メキシコ、アルゼンチン、ベネズエラ、コロンビア、チリ、スペインなどにもポータルを展開する南米最大のISP。
特に今回、在日ブラジル人や在ブラジル日系人などに向けたポータルコンテンツを共同で開発するプロジェクトを検討していく。
そのほかに、両社が日本とブラジルにそれぞれ持つネットワークや、提供しているコンテンツおよびEコマースのサービスを、相互の会員に開放することを検討する。ネットワークを開放することで、@niftyの会員は、日本国内のアクセスポイントを利用するのとほぼ同じ条件で、ブラジルにあるUOLの167ヵ所のアクセスポイントを利用できるようになる。同様にUOLの会員も、日本にある@niftyのアクセスポイントをブラジルにいるときとほぼ同じ条件で利用できるようになる。将来的には、2国間の利用者だけでなく、すでにニフティと提携に向けて合意している香港、シンガポール、韓国、ドイツの各ISPの会員も、それぞれのネットワークの利用が可能になるようなコンソーシアムの設立を目指すという。
