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親子でネット利用は約60%、問題は有害サイト以外にも――アンケート調査で

2000年10月06日 17時09分更新

文● 編集部

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インターネットコム(株)と(株)インフォプラントは4日、小・中学生の子供を持つインターネット利用者へ向けた調査の結果を発表した。調査人数は300人。

それによると、自分の子供にインターネットを利用させているユーザーは約60%。 利用させたいと思っているユーザーを合わせると、子供のインターネット利用に肯定的なユーザーは90%近くに達しているという。

子供にどのようにインターネットを利用させているかという問いには、40%強が親がいなくても利用させているとしており、 子供が操作し、親は見ていると答えたユーザーを合わせると、子供に主導権を持たせて利用させているユーザーが3/4を占めた。

子供がインターネットを利用する際、何らかの制限が必要かという問いに対し、80%以上のユーザーが必要だと答えている。 しかしその内容としては、アダルトサイトなどの有害サイトの閲覧をあげるユーザーも確かに多いが、 接続料金や視力低下を懸念した時間的制限が必要とする声が意外と多いという。子供のインターネット利用に関しては、有害サイトの問題が注目されがちであるが、もっと色々な部分について検討していく必要があるとしている。

また、両社は3日付けで、インターネット上の無料グループウエアについての調査結果を発表した。対象がインターネット利用者で、調査人数は300人。それによると、インターネット上の無料グループウエアを知っていると答えたユーザーは約半数。使っているユーザーは2割弱であり、使いたいと答えたユーザーを入れると、半数を超えるという。

使っているユーザーからは、“楽しい”、“便利”などの肯定的意見が多いが、使いたい、使いたいとは思わないというユーザーからは、 “利用方法がわかりにくい”、“使用目的が思い付かない”という意見が多く、興味はあっても多機能なだけに敷居が高くなってしまっている現状が伺えるとしている。

利用方法をわかりやすく提示していくなど、まだまだこの分野に残された課題は多いとしている。

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