米MicrosoftとカナダのCorelが2日(現地時間)、Microsoft .NET戦略の提携を発表した。この提携には、MicrosoftがCorelの株式2400万株、時価にして1億3500万ドル(約146億6900万円)相当を取得し、Corelを支援することも含まれている。
一時期、Microsoft OfficeとWordPerfect Officeでライバル関係にあった両社だが、Inpriseとの合併を解消したCorelが、Microsoftの軍門に下る結果となってしまった。
提携内容は、Microsoft .NETプラットフォームの開発やテスト、マーケティングを共同で行なっていくという内容。CorelはCorel Linuxディストリビューション、Linux版WordPerfectを開発しており、今回の提携がMicrosoftのLinux版Office、.NETの開発につながるのかどうかが注目される。リリースにはその点について、明確な答えは書かれていない。