Mobile Information 2001 Serverがファミリーに追加
米Microsoftは9月26日(現地時間)、次世代サーバ製品群「Microsoft .NET Enterprise Servers」に、新たに「Mobile Information 2001 Server」を加えることを発表した。
Mobile Information 2001 Serverは、発表された内容からはまだ詳細を知ることはできないが、モバイル版のアプリケーションサーバといえそうだ。同製品は、音声や無線インスタントメッセージングなどのモバイルアプリケーションを提供できるとMicrosoftは言っている。出荷は2001年の上半期を目指すという。だから、ほかのサーバ製品名に「2000」という語が含まれているのに対して、同製品は「2001」となっている。
またMicrosoftは、同サーバで動作する1つ目の製品として、「Microsoft Outlook Mobile Access」という製品名を挙げている。これは、電子メールやスケジュールなど、Exchangeベースの個人情報へのアクセスを提供するものだという。
マイクロソフト(株)広報によると、Mobile Information 2001 Serverは日本でも出荷されるが、日本語版ではiモードに対応させるなどの日本のモバイル事情に合わせたカスタマイズが必要になるかもしれないという。
Windows 2000 Datacenter Serverが提供開始
マイクロソフト(株)は26日、Windows 2000 Datacenter Server 日本語版の出荷を開始した。同製品は8~最大32wayのプロセッサに対応しており、最大で64GBのメモリをサポートする。4ノードのクラスタリングと負荷分散の機能も標準で提供される。
Windows 2000 Datacenter Serverは、パッケージ販売は行なわれず、サポートプログラム「Windows Datacenterプログラム」といっしょにして、パートナー企業6社を通じて提供される。同サポートプログラムは、同製品が大規模システムでの運用となることから、24時間365日で99.9パーセントの稼動を保証するというものだ。
パートナー企業の6社とは下記の企業。
- コンパックコンピュータ(株)
- 日本アイ・ビー・エム(株)
- 日本電気(株)
- 日本ユニシス(株)
- (株)日立製作所
- 富士通(株)
大規模システム向けのWindows 2000 Datacenter Serverの出荷で、Windows 2000のラインアップは小から大まで出揃った。あとは.NETサーバ製品群の出荷を待つのみだ。