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松下、ソニー、東芝など7社、POF用光コネクターの仕様を決定

2000年09月29日 17時30分更新

文● 編集部

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松下電器産業(株)、ソニー(株)、(株)東芝、日立電線(株)、日本モレックス(株)、SMK(株)、大宏電機(株)の7社は28日、7社を含む28社で構成するプラスチック光ファイバー用コネクターの共通仕様を策定するためのコンソーシアム“SMAT”(SMI connector Mutual AssociaTion)が、次世代の情報家電機器向けSMI(Small Multimedia Interface)型光コネクターの仕様を決定したと発表した。

SMI型光コネクター(SMATにて検討され共通仕様が作成された、新規POF用光コネクターの名称。 小型で取扱い性の良さを重視しており、情報家電に適した構造を持つ)

プラスチック光ファイバー“POF”(Plastic Optical Fiber)は、 高速の信号を低コストで伝送するのに適しており、軽量で取り扱いの容易性も兼ね備えた光ファイバー。 今回仕様を策定したSMI型光コネクターは、現在開発が進んでいる広帯域POFに対応しており、400Mbps以上で50m以上伝送可能な光コネクターとなっているとともに、送信と受信を分離した2芯構造の5mmピッチとしている。プッシュプル締結構造を採用する。また、大きさを従来の約1/2にし、モジュラージャックと同程度の大きさにしている。

今後は、国内の関連する標準化団体の審議により、国際標準化を推進する予定。

SMAT”(SMI connector Mutual AssociaTion):情報家電を対象にしたPOF用小型光コネクターの共通仕様を作成すべく、設立したコンソーシアムの名称。国内7社(松下、ソニー、東芝、日立電線、日本モレックス、SMK、大宏電機)で準備を進め、'99年6月に設立。現在の参加企業は海外含め28社。

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