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日立、コンテンツ保護機能付のSecure MMCを製品化

2000年09月26日 16時53分更新

文● 編集部

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(株)日立製作所は25日、音楽配信用途などの著作権保護が必要なデジタルコンテンツの保存用フラッシュカードとして、32/64MBのSecure MultiMediaCardを製品化し、32MBの『HB288032SM1』を11月に、64MBの『HB288064SM1』を2001年1月に、それぞれサンプル出荷を開始すると発表した。価格はオープン(予想販売価格は未定)。

32MBの『HB288032SM1』と64MBの『HB288064SM1』

同製品は、三洋電機(株)、富士通(株)、および日立製作所が共同開発した汎用コンテンツ保護技術UDAC-MBをベースにした“ケータイdeミュージック”音楽配信システムにおいて、『ケータイdeミュージック マルチメディアカード』として採用されている。MP3などの一般的な圧縮技術を用いた場合、64MB品では音楽データを約1時間、32MBでは約30分間記録できる。フラッシュメモリーとコントローラを1チップ化したシングルチップを搭載し、ハードウェア的なコンテンツ保護機能を実現したという。フラッシュメモリー部には、多値技術を採用した0.25μmの256Mbit(32MB)AND型フラッシュメモリーを使用し小型化、コントローラー部には同社のRISCマイコン『SuperH』をCPUコアとして採用することにより、暗号処理を可能にしたという。64MB品では、32MBに搭載しているシングルチップと256MbitAND型フラッシュメモリーの2チップを積層することで大容量を図ったもの。

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