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シーラス・ロジック、高増幅効率のPWMアンプ技術を開発

2000年09月22日 16時56分更新

文● 編集部

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シーラス・ロジック(株)は21日、米シーラス・ロジック社がオーディオアンプなどの増幅効率を高める完全デジタル方式の“PWM(Plus Width Modulation)”技術を開発したと発表した。

同技術を採用したPWMアンプは、デジタル方式で動作するため、アナログやハイブリッド方式と比べ、低消費電力で稼動し、電磁気障害や無線周波数障害の問題を軽減したという。特に、増幅効率が強化されており、従来は約50%であったものが、約90%近くになったという。例えば、従来のアンプでは、5Wの出力のために10Wの電力が必要であったが、同PWMアンプを用いれば、10Wの電力で9Wの出力を行なえるとしている。

また、同PWMアンプは、熱の発生が少なく、従来のアンプより約4分の1の省スペース化が行なえ、稼動時間も約3倍以上に伸びたという。このため、携帯オーディオ機器やスペーカーなどへの内蔵が可能としている。同社では、テレビ、DVDプレーヤー、ステレオコンポ、自動車オーディオ機器などへの用途を見込んでいる。

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