インターネットコム(株)と(株)インフォプラントは20日、楽曲のダウンロード販売に関するメールによるアンケート調査の結果を発表した。対象がインターネット利用者で、調査人数は300人。
それによると、 楽曲のダウンロード販売はCDと同じだけの満足を得られないと感じているユーザーが約半数の47%となった。その理由として、“所有したという実感がわきにくい”、“パッケージも含めて作品である”という意見が多く、 また、ダウンロードデータについて“コピー”というイメージが強いことがネックとしている。
また、実際ダウンロードでの楽曲販売の位置は、レンタルに代わるものと感じているユーザーが47.7%となり、 CDに代わるものと感じているユーザーは15%となっている。これは、販売価格としてCDの半額以下を求めるユーザーが66%を占めることにも表われている。
しかし、“実際にそのサービスを利用したいか?”という問いに対しては、CDで70%、MDが60%、MP3機器などでは52%のユーザーが利用したいと答えており、 欲しい曲だけを買えるということに対するユーザーの期待は高くなっている。
インターネットコムでは、供給側のもくろみと、ユーザーが抱くイメージに多少のギャップはあるものの、価格設定を間違えなければ、 購入/レンタルに続く新たな楽曲の所有手段として定着する可能性は高いと分析している。