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インフォテリア、開発者向けXML処理エンジンの無償提供を開始

2000年09月21日 21時26分更新

文● 編集部

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インフォテリア(株)は21日、XML処理エンジン『iPEX(アイペックス)』の開発者向けバージョン『iPEXデベロッパーエディション』の無償ダウンロードサービスを10月6日に開始すると発表した。配布は同社のウェブサイトを通じたダウンロードのほか、各種IT系雑誌の付録として添付したり、セミナーなどで配布する計画という。

IPEXデベロッパーエディションは、ソフトウェア開発のために無償で使用できるライセンスで、システムの実運用や再配布が開始されるまでは製品を購入する必要がない。また、教育用など非商用目的で無償配布を前提としたソフトウェアについては、別途登録を行なうことでフリーウェアとして再配布を行なうことも可能。

iPEXは、XML対応のアプリケーションソフトウェア開発に必要なXML処理を網羅したソフトウェアで、各種アプリケーションソフトウェアに組み込んで使用することによってXMLデータの解析、XMLデータの編集、XMLデータの変換などを、実行することが可能になるという。

また、同社とターボリナックス ジャパン(株)は同日、Linuxプラットフォームにおいて、XMLベースのビジネスアプリケーション開発を推進するために、ターボリナックス ジャパンが提供するLinuxディストリビューションに、『iPEX 2.0』の Linux版をバンドルすることを発表した。
バンドルする『iPEX』は、最新版の『iPEX 2.0 for Linuxデベロッパーエディション』で、XMLパーサーの他、DOM処理機能、XSLT処理機能、Xpath処理機能、URI処理機能などを含むXML開発ライブラリー。対象となるTurboLinuxは、『TurboLinux Workstation日本語版』、『TurboLinux Pro 日本語版』、『TurboLinux Server 日本語版』、および『TurboCluster Server』を予定している。iPEX for Linuxをバンドルする最初の製品は、『TurboLinux Workstation日本語版 6.0 Limited Edition』で、10月6日に出荷開始し、順次ほかのパッケージに搭載する。

ターボリナックス ジャパンの小島國照社長は「わが社は、昨年度年間成長率450%を達成し、世界で最も成長著しいLinuxカンパニーとして認められた。最近では、企業や団体で基幹系の情報システムサーバーとしても使用される例が急速に増加している。そのような中、次世代ウェブ技術であるXMLアプリケーションの開発環境整備は大変重要になってきており、iPEXの搭載はTurboLinuxの企業間システムへの適用などLinuxベースの本格的ビジネスアプリケーション開発の起爆剤となるだろう」とコメントしている。

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