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東芝、ワンチップAACコーデックを発表

2000年09月20日 20時52分更新

文● 編集部

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(株)東芝は18日、ワンチップでAACコーデック(圧縮符号化/復号化)を行なうデジタルシグナルプロセッサー『TC9486F/XB』を開発したと発表した。サンプル価格は2000円。サンプル出荷は今年の末に開始する。

『TC9486F/XB』

『TC9486F/XB』はAACのエンコード(圧縮復号化)をワンチップで実現したシリコンオーディオ録音・再生用のデジタルシグナルプロセッサーで、AACコーデックのファームウェアはドイツのフラウンホーファー社と共同開発したものを搭載している。今まではパソコンでエンコードソフトウェアを使いフラッシュメモリーなどに記憶したのに対して、CDラジカセなどから直接に記憶することが可能になるという。MP3のデコードにも対応している。

また、オーディオインターフェースを内蔵することで、CDサーボLSIやAD/DAコンバータなどオーディオ用LSIと直接接続することができる。デジタル入出力端子を内蔵し、デジタルオーディオ用の光送信モジュール『トスリンク』を組み合わせ、光デジタルによるコーデックシステムの構築も可能。0.25μmルールプロセスによる演算処理の高速化、低消費電力化のほか、デジタルフィルターなどの各種アプリケーションを内蔵することができるという。

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