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NSジャパン、IA向けのSOCプロセッサー3製品を発表

2000年09月19日 19時55分更新

文● 編集部

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ナショナルセミコンダクタージャパン(株)は19日、IA(インフォメーション・アプライアンス)の各市場向けに最適化したSOC(システム・オン・ア・チップ)プロセッサー『Geode SC1200』、『Geode SC2200』、『Geode SC3200』3製品を発表した。

SOCプロセッサー3製品
『Geode SC1200』

『Geode SC1200』は、STB(セットトップ・ボックス)市場向けに最適化したチッププロセッサー。0.18μmプロセス技術によって製造される。同製品とテレビを組み合わせることで、テレビが双方向型TV番組や、インターネット電子番組ガイド、インスタントメッセージなどの用途に使用できるという。Geode GX1 32bit x86互換プロセッサーモジュールをベースに10bitのビデオDACを4個、CCIRビデオ入力ポート、IDEバス、USBポートが3ポートを持つTVプロセッサーと汎用I/Oを備える。MMXをサポートし、完全にアクセラレートした2Dグラフィックス、64bitのシンクロナスSDRAMインターフェース、PCIバスコントローラーを内蔵する。チップ自体の消費電力は2W未満。1万個購入時の単価は50ドル(約5300円)。

『Geode SC2200』

『Geode SC2200』は、シンクライアント市場向け。“シンクライアント・デスクトップ・コンピューティング”環境の改善に寄与し、ビジネスコストの削減が行えるという。Geode GX1 32bit x86互換プロセッサーモジュール、CRT/TFTビデオプロセッサー、コアロジック、Super I/Oブロックを集積する。FPD(フラット・パネル・ディスプレー)にシンクライアント機能を統合する際に最適としている。パッケージは432ピンEBGAで、1万個購入時の単価50ドル(約5300円)。

『Geode SC3200』

『Geode SC3200』は、PAD(携帯情報端末)用のシングルチップ。電源を入れるとインターネットへ自動的に接続する“インスタント・オン”機能を持つ。Geode GX1 32bitプロセッサー、ハードウェアビデオアクセラレーター付のTFTビデオプロセッサー、USBポートが3ポート、コアロジックとSuper I/O機能を統合する。MMXをサポートし、完全にアクセラレートした2Dグラフィックス、64bitのシンクロナスSDRAMインターフェースとPCIバスを持つメモリーコントローラー、ディスプレーコントローラーを内蔵する。チップ自体の消費電力は2W未満。1万個購入時の単価50ドル(約5300円)。

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