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マイクロソフト、家庭向けソフト3製品を発売

2000年09月19日 21時48分更新

文● 編集部 小磯大介

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マイクロソフト(株)は、デジタルカメラ画像編集ソフト『Microsoft Picture It! Photo 2001』(以下Picture It! 2001)、家庭向けの機能を統合したソフト『Microsoft Works 2001』(以下Works 2001)、ならびに、両製品を含む、家庭向け4ソフトを1パッケージにした『Microsoft Family Package 2001』(以下Family Package 2001)を発売する。価格はそれぞれオープンプライスで、推定小売価格はPicture It! 2001が7800円、Works 2001が8800円、Family Package 2001が1万800円。発売日は、Picture It! 2001とFamily Package 2001が10月13日、Works 2001が10月20日。3製品とも、Windows 95/98/Me/2000に対応する。

3製品のパッケージ。左から『Picture It! 2001』『Works 2001』『Family Package 2001』

Picture It! 2001は、同社従来製品がフォトレタッチに重点を置いた“フォトデザインソフト”だったのに対し、デジタルカメラで撮影した画像を整理、加工、印刷できる、初心者向けの“デジタルカメラ編集ソフト”と、コンセプトが変わったのが特徴。ウェブブラウザーのように、シングルクリックで操作でき、また、常に画像を見ながら写真を加工できるなど、従来製品からユーザーインターフェースも一新した。また、複数の写真に一括して同じ修正を加える機能“ホームラボ”や、写真/クリップアートなどさまざまな形式のファイルをサムネイル表示させて整理できるファイル管理機能“ギャラリー”を新しく搭載。また、はがきやラベルシール、ウェブページやアルバムを作成するため、400点以上のテンプレートや、1660点以上のクリップアートも同梱する。

文字に3D効果を入れているところ。作業ウィンドー“タスクメニュー”は左側にまとめられ、加工したい写真があるウィンドー“グラフィックエリア”に別のウインドーがかかることはない
Picture It! 2001のトップメニュー(左上)とギャラリー

Works 2001は、ワープロ、表計算、データベース、カレンダー、アドレス帳、電子メール送受信、携帯電話メモリー編集など、家庭でパソコンを利用するのに必要な機能を備えた統合ソフト。ユーザーが作りたい文書や、おこないたい作業をメニューから選ぶだけで、自動的に必要な機能を起動するメニュー、“Worksナビ”を搭載する。また、ウェブサイトからダウンロードした情報や画像、あるいはデジタルカメラで撮影した画像を、“アイテム”(素材)として1ヵ所にまとめて保管し、すぐに取り出して使える機能“スクラップブック”を新規に搭載した。なお、はがき作成ソフト『Microsoft はがきスタジオ2001 Basic』(※1)(以下はがきスタジオ2001 Basic)を同梱する。

Worksナビ。ちらしを作りたければ、“ちらし”を選べば、ちらし作成機能を利用できるようになる
右上にあるのがスクラップブック。この図はスクラップブックを開いたところで、アイテム(素材)が格納されているのが分かる。アイテムは、使いたい場面でドラッグ&ドロップすれば、いつでも利用できる

Family Package 2001は、Picture It! 2001、Works 2001のほか、家計管理/分析ソフト『Microsoft Money 2001 家計簿版』、ハガキ作成ソフト『Microsoft はがきスタジオ2001』(※2)のセット。

※1 機能は製品版と同じだが、テンプレートやクリップアートは付属しない。

※2 製品版。Works 2001に同梱されるはがきスタジオ2001 Basicとは異なる。Family Package 2001の場合も、はがきスタジオ2001 BasicはWorks 2001に付属するが、製品版をインストールした段階で、はがきスタジオ2001 Basicは上書きされる

なお同社は、同社の家庭向けソフトであるPicture It!/Works/Works Suite/はがきスタジオ/Money Basic/Money 家計簿版など、従来製品のユーザーを対象にした、3000円のキャッシュバックキャンペーンを、10月13日から、2001年12月28日まで実施する。また、22日に発売するはがきスタジオ2001も含む、年末商戦に向けた同社の家庭向けソフトの販促キャンペーンには、共通のイメージキャラクターとして、漫画家さくらももこの描く“ちびまる子ちゃん”を、ポスターなどに起用する。

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