(株)日経BP社は13日、家電量販店の売れ筋POSデータをインターネットで提供する“日経BP・GfK SalesWeek3200”に、月間ランキングを追加したと発表した。ジェーエフケー マーケティングサービス ジャパン(株)が日本の家電量販店から収集している販売実績データを月単位にまとめ、製品別ランキングとメーカー別ランキングを無償提供する。同日付けで、8月のデータと'99年からの過去データを追加した。なお、月間データに関しては、有料の詳細データの提供は行なわないという。
これまで“日経BP・GfK SalesWeek3200”で提供している、パソコン関連ハード14品目、関連ソフト18品目、その他ハード8品目について、製品別ランキングのトップ10とメーカー別ランキングのトップ5を公開する。毎月中旬に、前月の結果を追加する。
8月はNECがトップ、デジカメはフジとキヤノン
8月の集計データによると、パソコンはノート型、デスクトップ型とも、日本電気(株)が圧勝した。富士通(株)がWindows Me搭載機で挑む秋商戦に向けて早めに製品供給を開始したのとは対照的に、NECは潤沢な製品で8月市場に臨んだ結果としている。
デジタルカメラに関しては、富士写真フイルム(株)の『FinePix 40i』とキヤノン(株)の『IXY DIGITAL』の2強が競り合っている状況に変動はないものの、8月はFinePixがIXY DIGITALを抜いて1位になった。
家庭用ゲーム機は若干の順位変動があったものの、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーションファミリーに任天堂(株)のゲームボーイカラーが割り込む構図に変わりはない。
携帯電話は、エヌ・ティ・ティ・ドコモ(株)の『P502i HYPER』と『D502i HYPER』の2機種がいずれも順位を2ランク上げて1位と2位を占めているが、NTTドコモの新製品『P209iS HYPER』が新登場ながら9位と急上昇していることが注目される。