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クボタ、ビジネス向けのMS Office97学習ソフトを発売

2000年09月13日 18時40分更新

文● 編集部 小磯大介

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(株)クボタは、マイクロソフト(株)の『Microsoft Office 97(以下Office 97)』の操作、活用方法を習得するためのソフト『OfficeTeacher97』を21日に発売する。価格は1万2500円。

『OfficeTeacher97』のメニュー画面

同製品は、同社が6月11日に発売した『OfficeTeacher2000』の、Office 97対応版。Office 97に含まれる『Microsoft Word 97』『Microsoft Excel 97』『Microsoft PowerPoint 97』3製品の操作方法を、実際に操作しながら学習できる。“2000”のあとに“97”である理由は、同社によると、データ互換性の問題から、ビジネスの現場では『Microsoft Office 2000(以下Office 2000)』よりもOffice 97が主に使われている現状へ対応させたためだという。同社では、従来製品に比べて、より国内市場ニーズにあわせたとする同製品を、“部課長クラスのプレゼンテーション能力向上”をコンセプトとして、解説書やガイド本で挫折してしまったユーザー層へアピールする予定。

同製品では、実際のビジネスでよく使われている文書を“演習問題集”として、基礎問題84問、実務演習問題31問の合計115問を用意。各問題ごとに、習得目標“GOAL”が設定されており、それに向けた操作手順ガイド“おすすめ操作ナビ”が、実際の手順をユーザーに説明する。

各GOALに向けて学習を開始すると、まず“おすすめ操作ナビ”が、Word/PowerPointの作業領域左側、あるいはExcelの作業領域右側で起動。ユーザーは、同ナビを参照しながら、Word/Excel/PowerPointの操作方法を、実際にソフト上で実践しながら学習できる。また同ナビでは、操作手順と同時に、基礎的な使い方や用語に関して87項目の“リファレンス”が用意されており、分からない用語などは逐一確認可能だ。同社によると、同ナビとリファレンスにより、ユーザーは実際の操作と手順、用語を関連づけて学べるという。なお、OfficeTeacher2000では、Office 2000に“オフィスアシスタント”がインストールされていないとリファレンスを参照できない不具合があったが、OfficeTeacher97では解消されている。

OfficeTeacher97を起動したところ。1024×768/800×600ピクセルのどちらかを選択すると、選択した画面解像度に合わせて同ソフトが“おすすめ操作ナビ”とOffice製品を自動で起動し、配置する。画面左上の図がGOALで、その下がおすすめ操作ナビ。ユーザーは、完成図と操作手順、リファレンスを見ながら、実際にWord/Excel/PowerPoint上で操作を実践することになる

各演習問題には目標時間が設定されており、タイマーも設置されている。このため、ユーザーは、自分が効率良く操作できているかどうかを目標時間と所要時間の差から確認できる。同社によると、標準学習時間は20~80時間を想定しているという。

対応OSはWindows 95/98/NT4.0/2000。HDD容量は最小インストール時で数MB程度、フルインストール時では約80MB以上が必要になる。もちろん、Microsoft Office 97も必要だ。

なお、OfficeTeacher97の販売は、OfficeTeacher2000と同じく、ネットワーク関連サービス会社のエイネット(株)が総代理店として担当する。

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