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最大12TBを実現するストレージ機器が出荷開始

2000年09月13日 18時41分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

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日本ネットワーク・アプライアンス(株)は13日、都内において、同社のネットワークストレージ製品「NetAppファイラ」の最上位機種「F840 Enterprise ファイラ」「同c Clustered Enterprise ファイラ」を出荷開始したと発表した。

F840 Enterprise ファイラ

新製品は、従来の最上位機種「F760」が最大1.5TB(テラバイト)だったのに対して、最大6TB(F480cは12TB)と大幅に容量が増えた。それにも関わらず、価格はF760の1倍~1.2倍程度のおおよそ1000万円~2000万円程度(容量やサポート内容により異なる)で、コストパフォーマンスがよくなったという。

同製品は、

  • NFSやCIFS、HTTP、DAFS(来年対応予定)などのプロトコル
  • Oracle、Informix、Sybase、DB2、SQL Serverなどのデータベース
  • 1000BASE-SX、10/100BASE-T、ATM OC-3/12などの接続

に、対応している。

処理能力については、System File Server 97(SFS97)ベンチマークテストの結果で、F840が1万5200ops/sec、F840cが2万5900ops/secであったという。これはF760の6155ops/sec、F760cの1万1382ops/secと比較して、2倍以上の数値が得られている。

同社の代表取締役社長の鈴木康正氏は、「現在企業の投資額はサーバとストレージ機器がほぼ同じだが、3年後にはそれが25パーセント対75パーセントとストレージへの投資が増えていくという調査結果が出ている」と、サーバとストレージは分離して、ストレージはNetwork Attached Storage(NAS)型の需要が伸びていくのは自然なことと語った。また、同社はストレージとキャッシュに特化した企業であり、唯一データセンター側から配信までのEnd to endのソリューションを提供できる企業と自信をのぞかせた。

代表取締役社長の鈴木康正氏

同製品は本日出荷開始され、販売はOEMパートナーや販売パートナーを通して行なわれる。

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