ソニーマーケティング(株)は、スティックスタイルのスリムな300万画素機『サイバーショット DSC-P1』を発表した。その概要はすでにお伝えしたが、ここでは発表会場に展示されていたオプション製品などを交えながら、DSC-P1の機能に迫ってみよう。
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サイバーショット DSC-P1。サイズは非常にコンパクトだ |
携帯電話なみにスリムなデジタルカメラ
DSC-P1は、同社300万画素機の標準モデル『DSC-S70』と同等の画像処理機能を装備。ただし、マニュアル撮影機能は省き、初心者の使いやすさが前面に押し出されている。デザイン/操作性の面では、従来機との統一感を維持するが、“スティック・スタイル”の細長いボディーのため、片手でもホールドしやすく、より気軽に撮影できる。
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本体サイズはやや厚めの携帯電話という感じだ |
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本体前面のレイアウトはDSC-S70を踏襲。色もシルバーのマグネシウム合金と紺のツートン |
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レンズは沈胴式で、レンズバリアーを装備。S70のカールツアイスではなく、ソニー製レンズを採用。約2/3の厚さになっている |
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液晶は1.5インチとかなり小さくなったが、高精細で見やすい。十字キーは液晶の脇に備えるが親指で簡単に操作できる |
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メモリースティックとS型インフォリチウムバッテリーは本体左側面に装備 |
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DSC-P1の構成部品。基板はコネクタをなくした新設計。メモリースティックとバッテリーの周りに3次元的に配置される |
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発表会では巨大な“サイバーショット P1”もストロボライトともに登場! 結構ダイナミックに動く |
PCレスで機器をつなぐ『CyberGEAR』オプション
発表会では、パソコンを介さずに画像の閲覧、記録、プリントを行なっていくための周辺機器群『Cyber-shot GEAR』のコンセプトが発表された。会場には、メモリースティックを使って、デジタルカメラで撮影した画像を楽しめるオプション製品/参考出品が数多く展示されていた。
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メモリースティック対応のデジタルフォトプリンター『DPP-SV55』。価格はオープンで11月15日の発売を予定 |
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テレビにPCカード/メモリーカードスロットと昇華型プリンターを内蔵した製品。参考出品 |
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昇華型プリンターとCD-R/RWを一体化した製品。メモリースティックのバックアップが取れる。参考出品 |
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メモリースティック搭載のモバイルプリンター昇華型で名刺サイズのプリントが可能。本体はゲームボーイサイズ。参考出品 |
ファッション性を重視したサイバーショットスタイル
気軽に携帯できる点を生かして、DSC-P1にはファッション性やアウトドアを想定したさまざまなオプションを用意。防水カバーや首や腰から下げられるソフトカバーなどが展示されていた。
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巾着タイプのDSC-P1用のソフトケース。首から下げられる。4色のカラーバリエーションを用意するが、イエロー、モスグリーン、オレンジは限定生産 |
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中高年ユーザーを想定して、高級感のある本皮ケースも用意。 |
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専用マリンパック(MPK-P1、価格2万3000円)。30mの耐水性能を持つカバーをつけた状態で電源ON/OFFなど主要操作が可能 |
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ハンディーカム用水中ビデオライト(HVM-ML20)を固定するためのアーム(VCT-MPIK、2万2000円)も用意 |
GIFアニメ、iモード、プレステ2、広がる世界
Gif動画撮影機能を搭載したDSC-P1の発売に合わせ、ソニーではカラーiモード端末に画像を送れる“i-Jump”サービスを開始する。これはPC上にインストールしたソフトを利用して、GIFアニメーションをインターネット上のサーバーに保管。同時にiモードメールでその場所を最大16人に教えて、みんなで動画を共有できるというサービスだ。同サービスの利用はDSC-P1ユーザーなら無料で行なえるほか、従来のユーザーに対しても同等サービスの提供を予定しているという。
![]() | 作例1:手品。DSC-P1を使えば、こんなオモシロアニメも簡単に作れる!? |
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![]() | 作例2:飛ぶ男 |
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![]() | 作例3:壁抜け |
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また、ソニーはプレステ2のUSBポートにデジタルカメラを接続するためのドライバーを開発。対応ソフトでDSC-P1や既存のサイバーショットシリーズから画像を取り込んでゲームなどに利用できる使用“ピクチャーパラダイス”についても発表した。この機能を利用すると、自分の顔をした主人公が活躍するゲームなども作れるようになる。
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ピクチャーパラダイス対応のソフトでは、自分の顔をしたキャラクターが大活躍ということも実現できる |
