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第4回NAB東京セッションの開催概要を発表

2000年09月12日 19時23分更新

文● 編集部 井上猛雄

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NAB東京セッション実行委員会は11日、来月10月18日から開催される“第4回NAB東京セッション”に関する開催概要をプレス向けに発表した。

NAB(National Association of Broadcasters:全米放送事業者協会)は、米国の放送事業所の組織として'23年に発足して以来70年以上、放送業界に貢献してきた歴史のある機関。毎年春に開催されるNAB大会は世界最大の放送機器展、セミナーとして有名である。2000年4月にラスベガスで開かれた“NAB2000”では、1400社以上、10万人の参加者を集めた。

第4回目を迎える東京セッションは、NABの協力のもと米国の講師陣を招き、“インターネットはテレビの敵か!?”というテーマに沿って開催する予定。デジタル放送とネットビジネスの関係について、講演とディスカッションが行なわれる。

初日(10月18日)の内容は、基調講演のほか、“デジタルテレビとインターネットの展開”について、アメリカの事例をもとに講演が予定されている。また2日目(10月19日)は、基調講演、パネルディスカッション“データ放送が開く新しい世界”のほか、“デジタル放送に果たすXMLの役割”、“リーディングカンパニーの戦略”、“ネット家電とインターネット”といったテーマで講演が行なわれる。いずれもセッションは有料となっている。

実行委員会会長を務める志賀信夫氏は、「“通信と放送の融合”という大きな転換期の中で、インターネットと放送がどうなっていくのかという問題を追及していく。今、米国ではデータ放送のあり方について話題になっている。通信文化に巻き込まれて放送業界が疲弊していくのではないか? ということも大きな問題だ。BSデジタルの本放送の直前に、こういったイベントを開催することで、それが解決のひとつの示唆になればと考えている」と、開催に向けての意気込みを語った。

NAB東京セッション実行委員会、会長の志賀信夫氏(写真中央)、委員長の野口忠夫氏(写真左)、事務局長の山崎勝利氏(写真右)

なお、今回のイベントに併設して“デジタル放送機器展”も開催される予定。出展企業については未定。

【開催概要】名称:第4回NAB東京セッション 主催:NAB東京セッション実行委員会 日時:10月18日、19日 会場:早稲田大学総合学術情報センター国際会議場およびリーガロイヤルホテル早稲田 問い合わせ:TEL 03-5211-7808

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