ジュピター・コミュニケーションズ(株)の11日の発表によると、米ジュピター・コミュニケーションズ社は現地時間の8月29日、オンライン小売業者を対象に行なった企業向けアンケート調査の結果を発表した。それによると、Java、Flash、Chatなどのウェブ技術を十分に使用してオンラインショッピング体験の向上と売上の増加を図っているオンライン小売業者は5社に1社もないことが判明した。
同社では、消費者はこれらの進んだインターフェースを支持しており、オンライン小売業者はウェブサイトの開発により積極的になるべきだと思われるとしている。
また、回答者の60%は、顧客からのフィードバック収集がインターフェースに先進技術を取り込むにあたっての主要決定要因であるとしている。一方、オンライン消費者対象の最新の消費者調査では、50%以上の消費者が先進技術を利用できる状況にあれば使用したいと答えたという。また、利用できるのであれば56%が仮想試着室を、51%が“ズーム・アンド・スピン機能”を使うと答えたという。
同社のアナリストのリディア・ロワジデス(Lydia Loizides)氏は「小売業者は商品検索・評価プロセスやオンラインサービスを強化する技術を先を見越して取り入れるべきであり、そうしなければ豊富なオンライン体験を提供する競合他社に顧客を奪われてしまうことになる」とコメントしている。