東日本電信電話(株)と西日本電信電話(株)は11日、地域IP網を利用して企業のプライベートネットワークなどを構築できるサービス“フレッツ・オフィス”を12日に開始すると発表した。
“フレッツ・オフィス”は企業のプライベートネットワークやサーバーなどとの接続を地域IP網を利用して行なうサービス。地域IP網への提供の形態により、“専用線型接続”(企業のプライベートネットワークなどを専用線で接続)と、“イーサネット型接続”(NTT東西各社のビル内にサーバーなどをハウジングしてEthernetで接続)の2種類を用意する。同サービスを利用することで、企業のプライベートネットワークなどを安価に構築できるとしている。なお、接続先は、発信のつど選択することが可能となっている。
基本サービスの接続イメージ |
グループ設定機能 |
利用料金は、専用線型の128kbpsが1万8000円、1.5Mbpsが5万円(エコノミークラスは3万8000円)、イーサネット型接続(10Mbps)が9万1000円となっている。
サービス提供地域は、専用線型接続がフレッツ・ISDNを提供している地域で、イーサネット型接続はフレッツ・ISDNを提供している都道府県においてNTT東日本およびNTT西日本が別途定めるビル。12日にサービスを開始する地域はNTT東日本が北海道、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、NTT西日本は石川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県。10月に長野県、11月に青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、山梨県と提供地域を拡大する予定。