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AIソフト、“EasyFax”シリーズの新製品を発売

2000年09月14日 14時45分更新

文● 編集部 小磯大介

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エー・アイ・ソフト(株)は14日、FAXソフト“EasyFax”シリーズ2製品を10月16日に発売すると発表した。価格は、個人向けの『EasyFax2001EX』が4800円で、オフィス向けの『EasyFaxPRO2001EX』が2万9800円。

左が『EasyFax2001EX』で、右が『EasyFaxPRO2001EX』

4800円になった『EasyFax2001EX』

同社従来製品と同じく、両製品の差はネットワーク対応機能。両製品ともFAXモデムの共有に対応している点はこれまで通りだ。しかし今回、従来製品に対するユーザーの反応から同社は「EasyFax2001EXを使う個人ユーザーのほとんどは、1台のパソコンでFAXモデムを使用する」と判断。従来の『EasyFax2001』では、サーバー1ライセンスとクライアント1ライセンスを7800円で販売していたが、それをサーバー1ライセンス(1クライアント30日体験ライセンスを同梱)に切り替え、4800円へ価格改定した。同社では、この仕様/価格変更で、FAXソフトを使ってみたいが、値段が高いからと敬遠していた個人ユーザーにアピールしていくという。

なお、EasyFaxPRO2001EXは従来の『EasyFaxPRO2001』と同じく、サーバー1ライセンスとクライアント5ライセンス。価格も従来のEasyFaxPRO2001と同じだ。価格とライセンス数以外には、送受信したFAXをウェブサーバーへ自動的に登録してウェブブラウザーから閲覧できようにする機能など、ネットワークでの使用を前提とした固有機能がEasyFaxPRO2001EXの特徴である。

“EX”の新機能

ネットワーク機能以外の部分は両製品とも同じ。同社従来製品では、FAX文書を一通ずつ送信する必要があったが、EasyFax2001EX、EasyFaxPRO2001EXでは“異種同報送信機能”を搭載。複数の文書を複数の宛先へそれぞれ振り分けて、1回で送信できる。同社によれば、日々の報告書や売り上げデータなど、さまざまな形式のファイルをそれぞれの送り先ごとに一括指定できるので、日々のルーチンワークが楽になるという。EasyFax2001EX/EasyFax2001PROEX本体を起動せずに、同機能だけを“異種同報送信マネージャー”として単独で起動し、送信先を管理することもできる(送信はEasyFax2001EXがおこなう)。

“異種同報送信マネージャー”。「AさんにはMicrosoft Excelの売り上げデータを、BさんにはMicrosoft Wordの報告書を、Cさんには……」というFAX送信作業を一括して同時に処理できる

そのほか、ADF(オートドキュメントフィーダー)付きスキャナーに対応。通常のFAX機器と同じく、複数枚のFAX原稿をADF付きスキャナーでまとめて取り込み、それをEasyFax2001EX/EasyFaxPRO2001EXからまとめて送信できる。また、(社)日本事務機械工業会の定めた住所録フォーマット“Jアドレス”をサポートしており、EasyFax2001EX/EasyFaxPRO2001EXの電話帳データを、Jアドレス形式に対応した他のソフトと相互利用できる。

従来製品と同じく、相手先のFAX番号によって最適な送信環境を自動的に学習する“インテリジェント通信機能”をサポート。また、Windows以外の環境(Macintosh/UNIX/携帯電話/PHSなど)をクライアント、EasyFax2001EX/EasyFaxPRO2001EXがインストールされたWindowsパソコンをFAXサーバーにして、クライアントの送信したメールをサーバーでFAX化して送信できる“メールTOファックス機能”も利用可能だ。送受信したFAXの結果を携帯電話やPHSにメールで通知する機能や、手差しのFAXをパソコンで受信したときには自動で傾きの補正をかけ、同時にノイズ除去をおこなう機能も装備する。対応用紙サイズは最大A3まで。

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