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オートデスク、地図情報サービスソフトの詳細を発表

2000年09月07日 22時16分更新

文● 編集部 佐々木千之

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オートデスク(株)は7日、地図や図面情報をネットワークを通じてウェブブラウザーで閲覧できるようにするシステム『Autodesk MapGuide Release 5』を、22日に発売すると発表した。

『Autodesk MapGuide Release 5』パッケージ

Autodesk MapGuide Release 5(以下MapGuide R5)は、7月28日に行なわれた汎用CADシステム『AutoCAD 2000i』発表の際に発表が予告されていたが、詳細については触れられていなかった。今回の正式発表では、記者を招いてサンプルアプリケーションによるデモンストレーションが行なわれた。

MapGuide R5は日本では、'98年にリリースされたMapGuide Release 3以来1年4ヵ月ぶりの新バージョンとなる。従来のMapGuide R3では、地図情報データしか扱えなかったが、同社のAutoCADのデータ形式であるDWGファイルをサポートした。また、クライアントがわのウェブブラウザーはWindowsベースのInternet Explorerに限られていたが、Java対応のブラウザーでも表示できるようにし、MacintoshやUNIXベースのクライアントでも利用できるようにした。

MapGuide R5での地図データの配信例

MapGuide R5は、サーバー用ソフトウェア『Autodesk MapGuide Server』(37万5000円)、MapGuideを使ったサイトの構築を行なうオーサリングソフト『Autodesk MapGuide Auther』(22万5000円)、WindowsクライアントでInternet Explorerに組み込んで使用するプラグインソフト(ActiveXコンポーネント)『Autodesk MapGuide Viewer』(無償)、MapGuide Viewerなしでも、Javaに対応したウェブブラウザーを使ってMapGuideデータを見ることができるようにするサーバー用追加ソフトウェア『Autodesk Lite View Extension』(30万円)から構成されている。運用時には、サーバーへのアクセスライセンスが必要で、イントラネット内での利用の場合、1ユーザーライセンスあたり7万円、インターネット向けライセンス(ユーザー数無制限)では、1年あたり300万円となっている。また、Lite Viewerを利用した場合は、別途アクセスライセンスとして1年あたり150万円かかる。

デモンストレーションとして行なわれたサンプルアプリケーションの表示例。ドリームキャストのブラウザーを使って表示している

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