(株)日立製作所は7日、米トランスメタ社とモバイル製品向け省電力プロセッサー『Crusoe(クルーソー)』のOEMライセンス契約を締結したと発表した。今後、日立ではCrusoeやモバイルLinuxを搭載したペン入力タイプのインターネット端末(インターネットアプライアンス)、およびCrusoeを搭載したB5サブノートパソコンを開発し、2000年第4四半期に市場に投入する予定としている。
開発製品の概要は、インターネットアプライアンスが、10インチLCDディスプレー(ペン入力)、モバイルLinux。価格は10万円台前半で、出荷時期は12月。B5サブノートパソコンは、10.4/12.1インチLCDディスプレー、CD-ROMドライブ内蔵(DVD-ROMドライブも選択可)、Windows Me。価格は20万円前後で、出荷時期は11月。
インターネットアプライアンス |
なお、今回発表のインターネットアプライアンスは、ISP向けに提供を予定している製品で、同社ではISP、ならびに協力デベロッパーの募集を近日中に開始する。