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サイバーキャッシュ、新サービスを開始

2000年09月05日 20時52分更新

文● 編集部 小磯大介

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米サイバーキャッシュ社の日本法人であるサイバーキャッシュ(株)は5日、都内で記者説明会を開き、インターネット通販用のクレジット決済サービス“BuySmartシリーズ”の2サービス、“BuySmart Web(バイスマート ウェブ)”と“BuySmart Mega(バイスマート メガ)”を10月1日に開始すると発表した。

サイバーキャッシュではすでに、インターネット通販用のクレジット決済サービスとして“セキュアクレジットカード・サービス(※1)”を導入しているが、BuySmart Webはより小さなインターネット通販サイトに、BuySmart Megaは大規模通販サイトのほか、オンラインモールやASP向けにフォーカスしたサービスとなる。

同社常務取締役の松井真治氏。「(セキュアクレジット・サービスと、今回の新サービスであるBuySmart Web/Megaの2つ、合計で)3サービスを並行して展開し、クライアントの規模に応じたサービスを提供していく」と、今後の展開について説明した
※1 セキュアクレジットカード・サービス オンラインクレジット決済を自動処理するソフト『CyberCash CashRegister(サイバーキャッシュ キャッシュレジスター)』を導入することで、消費者が商品/サービス注文時に入力したクレジットカード情報を、クライアント(インターネット通販サイト)が自動で、かつ暗号化された安全な状態で決済できるようにするサービス。ウェブサーバーやインターネット回線などは既存のものを使用するのが特徴。消費者が入力したクレジットカード情報は通販サイトのサーバーからCashRegisterを通じて自動的にサイバーキャッシュのサーバーへ送られ、そこで与信と決済がおこなわれる。通販サイト側ではカード情報を見ることができないため、カード情報漏洩の危険性が低い。

“BuySmart Web”

BuySmart Webは、月1000件程度以下の決済処理に最適化されたサービス。従来のセキュアクレジットカード・サービスと違い、ユーザーがインターネット通販サイトで入力したクレジットカード情報は、インターネット通販サイトを介さずに直接サイバーキャッシュの決済サーバーへ送られ、そこで自動的に与信処理がおこなわれるのが特徴だ。サイバーキャッシュの営業企画部マネージャーである沖田貴史氏は「カード情報が通販サイトに溜まったり、人為的なミスによって漏洩してしまう危険がなく、また、決済の効率化をはかれるのでコスト削減にもなる。また、クライアント側でサーバーを必要としないので、レンタルサーバーで通販サイトを運営することもできる」と、同サービスの強みについて説明した。

沖田氏。「中小のインターネット通販サイトでは、ユーザーはクレジット決済にどうしても不安を覚えてしまうが、コンシューマー向けのイベントなどで啓蒙活動をおこない、サイバーキャッシュの安全性を広めることで対処していきたい」

BuySmart Webの導入には、サイバーキャッシュの決済サーバーへ接続するための開発キット“MDK(Merchant Development Kit)”(無料)が必要。MDKの対応OSはSolaris 2.5/2.6/7、Red Hat Linux 5.x/6.x、“Cobalt OS”(Cobalt RaQ3にインストールされているLinuxディストリビューション)、FreeBSD 3.x/4.x、およびWindows NT4.0/2000。Linuxは、他のディストリビューションにも順次対応していくという。価格は初期登録料9万8000円、月額基本料が1万5000円(1000回分の与信処理料を含む。超過分は25円/処理)で、売り上げの1%をサイバーキャッシュへ支払う必要がある。サイバーキャッシュでは、BuySmart Webの今年度導入目標を700店舗としている。

“BuySmart Mega”

BuySmart Megaは、大規模な決済処理に対応したサービス。ボーナス払いやリボ払いなどさまざまな支払い方法をサポートする。セキュアクレジットカード・サービスとBuySmart Webでは対応していない、月/年単位の課金や、信販系のカードによる決済にも対応する。また、セキュアクレジットカード・サービスとBuySmart Webではカード情報の入力から決済までがサイバーキャッシュのサーバーで完全に自動でおこなわれるのに対し、BuySmart Megaでは、決済サーバーは最終的な与信と決済のみをおこなうのが特徴。カード情報はクライアントのサーバーへ入るため、クライアントは決済方法や顧客管理方法など、システムを柔軟に変更できる。なお、同社によれば、クライアントとサイバーキャッシュ間は専用線もしくはISDNプライベート回線で結ばれるため、カード情報が漏洩する危険はないという。

BuySmart Webと同じく、導入にはMDK(無料)が必要。MDKはperl/Java/Windows版が用意されており、対応OSはperl版がSolaris 2.6およびRedHat Linux 5.2/6.2、Java版がWindows NT4.0/2000、Solaris 2.6、HP-UX 11、Windows版がWindows NT4.0/2000。Windows版は近日リリース予定となっている。また、クライアントとサイバーキャッシュ間を接続するため、クライアント側のルーター、決済専用回線をクライアントは別途用意する必要がある。価格はオープンプライスで、単独で大規模通販サイトを構築しようとするクライアント向けと、モールやASP事業をおこないたいクライアント向け、2種類の料金体系が用意される。初期費用は40万円~、月額3万円~。

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