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コンパック、『iPAQ』発売に合わせビジネス向けポータルサイトを開設

2000年09月04日 23時26分更新

文● 編集部 佐々木千之

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コンパックコンピュータ(株)は4日、記者説明会を開催し、ビジネス向けパソコン『iPAQインターネットデバイス』と、5社とのアライアンスによる、B2B、B2E市場に向けたビジネス向けポータルサイト“bpbpot.com”を開設したと発表した。

『iPAQインターネットデバイス』

『iPAQインターネットデバイス』

iPAQ(アイパック)インターネットデバイスは、ネットワーク環境の整った企業向けに、ウェブアプリケーションや、限られたビジネスアプリケーションを使って仕事を行なうことを想定したビジネスパソコン。プロセッサーにCeleron-500MHzを搭載したモデルが6万9800円からとなっている。拡張スロットなど不要なものを排除することで運用管理者の手間をできるだけ省き、合わせて価格を抑えた。販売開始は本日、出荷は明日5日からとなっている。

“b2bpot.com”

b2bpot.com(ビートゥービーポット コム)は、コンパックコンピュータが、“b2bpotアライアンスパートナー”5社と提携し、日々のビジネスに必要な情報や、企業にとって価値のあるサービスを提供することを目的に開設したビジネスポータルサイト。b2bpotアライアンスパートナーとその役割は、エキサイト(株)がb2bpot.comの運営、(株)ジェイ ストリームがコンパック情報のストリーミング画像サービスの提供、(株)シマンテックがウイルスおよびセキュリティー情報の提供、日本通信(株)がiモードを通じたグループウェアなどのビジネスモバイルASPサービスの提供、ピーエスアイネット(株)が企業向けホスティングサービスやインターネットの導入相談を提供するという。

b2bpot.comのトップ画面

b2bpot.comは、本日発表されたiPAQインターネットデバイスの“イージーアクセスキーボード”に用意された“インターネットボタン”にリンクされ、URLを入力する必要なく、ワンボタンでアクセスできる。iPAQインターネットデバイス以外では、同社のビジネス向けデスクトップ“Deskpro”シリーズやビジネス向けノート“Armada”シリーズに搭載されているインターネットボタンでもb2bpot.comにワンボタンアクセスが可能。

iPAQ Pocket PCを2001年前半に発売

iPAQインターネットデバイスとb2bpot.comの発表にあたって挨拶した、米コンパックコンピュータ、上級副社長コマーシャルパーソナルコンピューティンググループ担当ゼネラルマネージャのマイケル・J・ウインクラー(Michael J.Winkler)氏は「iPAQインターネットデバイスは米国では発売以来5ヵ月で20万台を販売している。iPAQインターネットデバイスのような製品において、今後の4年間に2倍の成長を見込んでおり、日本市場においても大変期待している」とし、ネットワーク環境を前提として簡素化されたビジネス向けパソコンへの期待を述べた。

米コンパック上級副社長のマイケル・J・ウインクラー氏

また、米国では“iPAQ”ブランドの製品は、インターネットデバイスのほかにも、Windows CE搭載のポケットPC『iPAQ Pocket PC』、E-mailが送受信可能なページャー『iPAQ BlackBerry Wireless E-mail Solution』、家庭向けインターネットアプライアンス『iPAQ Home Internet Appliance』など多数が発表されている。インターネットデバイス以外の日本でのリリースについては、iPAQ Pocket PC日本語版を2001年の前半にリリースすることが明らかにされた。その他の製品群については、ハードウェアだけでなくサービスを含めた提供となる関係で、明らかにはされなかった。

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