ファイヤー・ポンド・ジャパン(株)は4日、eコマースサイトの構築と、営業支援ソフトを統合したアプリケーションスイート『FirePond Application Suite2.0 日本語版』を出荷開始したと発表した。
FirePond Application Suite2.0 日本語版には、
・eコマースソフト『FirePond Commerce 2.0』
・営業支援ソフト『FirePond Sales 2.0』
・顧客情報管理ソフト『FirePond Sales Manager 2.0』
の、3つのアプリケーションが含まれている。
同アプリケーションスイートは、eコマースと営業側のシームレスな連携が特徴になっている。例えば、顧客がウェブで注文すれば、営業担当者に注文書が届き、それを上司に稟議を回すといった流れを同スイートで実現できる。
「知る限りではどちらかに寄った製品はあるが、両方のニーズを満たす製品はない」(新造宗三郎社長)という。
「ファイヤー・ポンドは販売システムに特化した会社で、インタラクティブセリングという分野の製品を出荷している」(新造社長) |
また、自動車や保険などのように複雑な組み合わせの製品やサービスに合わせて、質問事項やオプションを設定し、販売を行なえる。あるオプションを選択すると、ほかのあるオプションが選択できなくなるなどといった、複雑な仕組みも組み込めるという。
新造社長は、「(現況のeコマースサイトは)ホームページでの情報提供の延長になっている。対面販売に代わる、真のインタラクティブなeコマースサイトはまだまだこれから」と手厳しい。そして、同スイートを利用すれば、対面販売を行なっているかのようなeコマースサイトを実現できると語った。
年内には同スイートを利用したサイトが2、3つ立ち上がる予定という。価格は、ライセンスと導入をあわせて、約5000万円~。