サン・マイクロシステムズ(株)は30日、NAS(ネットワーク接続型ストレージ)市場に向けて、『Sun StorEdge N8000 Filer』シリーズを投入し、同シリーズにおけるエントリーモデル『Sun StorEdge N8200』の販売を開始すると発表した。最小構成価格(200GBモデル)が695万円。9月下旬に出荷を開始する。
同シリーズは、ストレージを直接接続できるネットワーク向けのもので、ドットコム企業やサービスプロバイダーなどのファイルサーバー用途に適している。
Sun StorEdge N8200は、 ラックマウント型ワークグループサーバー『Sun Enterprise 220R』とディスクアレイ『Sun StorEdge A1000』に、GUIベースの管理ツール『Sun StorEdge N8000管理ソフトウェア』などを統合した製品。モジュラー設計を採用しており、ディスクを容易に追加できるという。1台のSun Enterprise 220Rに対し、最大4台のSun StorEdge A1000の接続が可能で、200~800GBの容量を提供する。さらに、Sun StorEdge N8200の増設も可能。導入に際しては、あらかじめ構成済みのため、短時間で設置できるという。最適化されたオペレーティング環境により、ファイルアクセスの高速化が可能。RAID 5を採用し、ブートドライブのミラーリングとホットスペア機能に対応する。NFS(Network File System)とCIFS(Common Internet File Service)をサポートし、異機種間でのデータ共有を提供する。