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リンクスコーポレーション、RT-Linux対応のアプリケーション開発ツールを発売

2000年08月29日 18時51分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)リンクスコーポレーションは29日、同社の画像処理システム『Fusion』用のアプリケーションを開発できるソフトウェア開発ツール『Fusion-Checker』を11月1日に発売する。価格は40万円で、開発したアプリケーションを製品に組み込むためのランタイム版が3万円。

ブロック線図を利用したアルゴリズム構築画面

FusionはOSにRT-Linuxを採用した画像処理装置で、本体マシンと画像処理システム構築ツール『HALCON』、画像入力ボード『PicPort』で構成されている。

Fusion-Checkerは、Fusion上で動作する画像処理アプリケーションを開発するためのツールで、ブロック線図(データフロー/制御フローによる処理記述手法)によるプログラミングが可能。アルゴリズム開発環境“Checker_Sim”とアプリケーション開発環境“Checker_CGen”で構成されている。

Checker_Simは、作成したブロック線図モジュールをシミュレーションし、アルゴリズムの検証を行なえる。Checker_CGenは、アプリケーションのGUI画面作成用のパーツ“ウイジット”を搭載しており、ユーザーはウイジットをマウスでドラッグ&ドロップするだけでGUI画面を作成できる。

Checker_CGenによるGUI作成画面

本日都内ホテルで行なわれた発表会で、同社代表取締役の村上延夫氏は「当社の提供するマシンビジョンシステム(画像処理装置)は世界の標準製品を採用することで、最高の費用対効果を実現する」と強調。また、Fusion-Checkerを来春に北米市場で展開するべく、現在、北米現地法人設立の準備を進めているとも語った。

同社代表取締役の村上氏

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