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有線ブロードネットワークスなど3社、衛星コンテンツ配信サービス“MSTV”を開始と発表

2000年08月28日 21時40分更新

文● 編集部

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(株)有線ブロードネットワークス、日本SGI(株)、NTTサテライトコミュニケーションズ(株)の3社は28日、通信衛星によるコンテンツ配信サービス“MSTV(Multimedia Satellite TV)”を共同体制で開発し、9月1日に提供を開始すると発表した。同サービスを利用するには、独自開発のHDD内蔵マルチメディア衛星受信機『MSTV-2000』が必要となる。MSTV-2000の販売、設置工事、保守サポートは、同サービスの総合提供窓口である有線ブロードネットワークスが行なう。

放送センター側のサーバーには、日本SGIの『Origin2000』シリーズのサーバーを採用しており、顧客から提供されたコンテンツ(映像/音声素材)やファイル(データなど)を、通信衛星を経由して顧客の各店舗/事業所へ配信する。配信されたコンテンツは、MSTV-2000に内蔵されたHDDに蓄積され、各店舗にダウンロードされたスケジュールデータに基づき自動再生される。店内テレビ放送や社内広報などに利用できるという。

MSTV-2000は、映像/音声の再生と、FTPプロトコルによるファイル配信の両方を可能とする。MPEG-1(1.5Mbps)~MPEG-2(5.8Mbps)までのエンコードに対応し、13GBのHDDには、DVDレベルで約7時間、VHSレベルで約19時間の映像の蓄積が可能という。コンテンツの受信蓄積をしながら、別のコンテンツの再生を行なえる。

顧客から提供されるコンテンツのほかにも、音楽情報、映画情報、環境映像などの映像コンテンツを用意しているという。

MSTV-2000導入費用は、45cm衛星アンテナや工事費などがセットの場合で23万円。維持管理費用は、基本使用料が1台あたり月額3000円で、コンテンツ送信管理費が1法人あたり月額15万円。コンテンツ送信費は、1GBまで8万円/2GBまで12万円/4GBまで20万円/12GBまで48万円。

なお、先行販売により28日から、すかいらーくグループ1165店舗に約2000台を順次導入していくという。

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