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Macintoshユーザーによる九州発のMacintoshイベント開催!!――“Mac in kyushu 2000”(前編)

2000年08月23日 05時30分更新

文● 正月孝広 masa@catwalk.ne.jp

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8月18日、福岡の中心地、博多天神にあるNTT夢天神ホール(福岡市中央区天神 岩田屋百貨店Z-SIDE 7F)において、九州地区で最大のMacintoshユーザーによるイベント“Mac in kyushu 2000”が開催された。会期は18、19日の2日間。入場は無料。主催はFMUG(福岡マッキントッシュユーザーグループ)。

岩田屋百貨店Z-SIDE。地下鉄天神駅、西鉄福岡駅から歩いてすぐのところにある。ここの7階がMac in kyushu 2000の会場となった

FMUGは登録会員数が200名を越える、九州地区でも最大規模のユーザーグループである。ユーザーグループとは、Macintoshのユーザーがそれぞれのテーマ、地域ごとにオンライン・オフラインを通して、コミュニケーションしていく非営利団体のこと。アップルコンピュータに登録すれば、勉強のための情報や機材の提供などを受けらる。現在の登録数は147団体にものぼる。

Macの新製品を中心とした展示

さて、Mac in kyushu 2000の開催テーマは“コンピューターユーザーコミュニティが発信する情報機器への実験的・有効的なアプローチ”というもの。テーマのとおり、会場ではMacintoshに対して、さまざまなアプローチがとられていた。

会場となった、NTT夢天神ホールはステージやスポットが常設してあるスペース。舞台、客席、ロビーをフルに活用し、テーマごと6つのゾーンに分けて開催された。

エントランス。中央のロゴ、オレンジのカラーが統一色になっており、スタッフは同じ色のポイント入ったTシャツを着ていた
会場となったNTT夢天神ホール。手前のテーブルより島ごとに、『相談コーナー』、『インターネット体験コーナー』、『企業出展コーナー』、『アプリケーション体験コーナー』。奥に見えるのが『サテライトステージ』

受付をくぐり会場に入ると、まず右手に“アプリケーション体験コーナー”が開設してある。最初に目を引くのはMacExpo NY/2000でアナウンスされた新色の『iMac』。落ち着いた色感に変更された新型iMacには、DVカメラが全てつながれ、iMovie2が自由に触られるようになっていた。iMovieはVer.2になってから、インターフェースを刷新した。クリップ棚の登録上限という呪縛からも開放され、より使い勝手が向上している映像編集ソフトである。

新色のiMacが自由に触れる。DVカメラがつながっており、iMovie2がセットアップされてあった

『PowerMacG4 Cube』デモに感嘆の吐息

そして『PowerMacG4 Cube』と『15インチフラットパネルAppleStudio Display』、デュアルプロセッサ搭載の新型『PowerMac G4』と『17インチApple Studio Display』がそれぞれ展示してあった。中でも一番の注目を集めていた『PowerMacG4 Cube』は、逆さまにひっくり返され、内部がピックアップされるというデモが行なわれた。不定期に行なわれたデモだったが、その度に来場者の吐息をあびていた。

『PowerMacG4 Cube』と『15インチフラットパネルAppleStudio Display』。多くの来場者は無意識に上部の放熱口に手をかざしていた
新型『PowerMac G4』と『17インチApple Studio Display』。ディスプレーの透明感が強調されたデザインに

会場を反時計回りに進んでいくと、通常一段高くなり、舞台として使われる場所にはイスが並べられ、“サテライトステージ”が設置してあった。大型のスクリーンにはそれぞれのデモが映しだされ、両日あわせて10本近いプレゼンテーションが行なわれた。出演者と観客との距離がとても近いので、プログラムによっては活発に意見がかわされるところも見受けられた。

サテライトステージは通常舞台上になっているところを使用していた

ステージを過ぎ、入口の反対側には“インターネット体験コーナー”と“相談コーナー”を開設。AirMac経由でつながれたiBookはインターネットへ接続されていた。あらかじめデモが用意されていたiMacでは、ソフトウェアを体験できるようになっていた。また、音声入力を実現しているViaVoiceには、多くの来場者がヘッドセットをつけて試す姿が見られた。

相談コーナーや企業出展コーナーなども開設

相談コーナーには、日本NCR(株)のプロフェッショナルが勢ぞろいし、やさしい問いから高度な問題まで、多くの質問に答えていた。質問者が行列になるということはなかったようだが、それゆえにひとり一人多くの時間を割くことができ、日頃の疑問の多くが解消されたのではないだろうか。

相談コーナーでは、日本NCR(株)のスタッフが常駐して対応にあたっていた。DSC02738.JPGDSC02766.JPG

この他に、会場の中心の一角には“企業出展コーナー”が、ロビーには“コミュニティコーナー”がそれぞれ開設された。こちらの詳しいレポートは次回にお届けする。

Mac in kyushu 2000実行委員長、千頭和加子(ちかみ わかこ)さん。FMUGの代表も務める。DSC02839.JPG

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