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MSX版『ONE~輝く季節へ~』の“制作中間発表会”も。“MSX電遊ランド2000”展示編(後編)

2000年08月23日 04時51分更新

文● 狭間太一郎

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8月20日、“MSX電遊ランド2000”が昨年に引き続き、秋葉原ヒロセ無線5Fの特設会場で開催された。“MSX電遊ランド”は、MSX関連のアマチュア作品の展示を中心としたMSXユーザーによるイベント。本稿では、展示の模様を中心にお伝えする。

約1000名の来場者で盛り上がる会場

新作ソフトでは、MSX版『ONE~輝く季節へ~』が注目の的

新作ソフトでは、MSX版『ONE~輝く季節へ~』が注目の的。展示終了後に“制作中間発表会”が開催されたことからも、ユーザーの期待の大きさが伺える。

MSX版『ONE~輝く季節へ~』の制作中間発表を行なう、制作委員会代表の黒田圭一氏

ONE~輝く季節へ~はTacticsより発売された、Windows版がオリジナルのゲーム。MSX版はレジャーソフトが版権を獲得し、MSXユーザーが“MSX版「ONE~輝く季節へ~」制作委員会”として開発するという形態になっている。

ONE~輝く季節へ~は、Windows版、プレイステーション版、MSX版を並べてデモ。MSXでも、キャラクターの雰囲気は十二分に表現されている

発売時のメディアはCD-ROMで提供され、プレー時のメディアはFD(MSX2以降)、HD(turboR専用)となるとのこと。グラフィックは、Windows版からコンバートし、修正を加えたものを使用する。シナリオはオリジナルのものをそのまま収録するので18禁ゲームとして発売されるが、18禁シーンをカットした“イージーシナリオ”も収録される。

MSX版『ONE~輝く季節へ~』画面。Screen8がキホンだが、一部Screen12も使用されるとのこと

似非DSPシステム、Disk Writerなどの開発環境も

これ以外でも、注目すべき展示が何点かあった。以下にその内容を紹介する。

似非職人工房による似非DSPシステム、似非PLDシステム。互換チップで実機と同じゲームを実行するデモを行なっていた。今後CPUなども制作していきたいとのこと
Disk Writerでも、多くのサークルが参加。収録ソフトは200以上だ
海外からも多数の参加者あり。MSXはまだまだ世界の共通語

お祭にかかせないパフォーマンスやオリジナルグッズ

なんでも描きます、というパフォーマンスも
オリジナルグッズでは、うちわが大活躍

山下氏の講演終了後、入場者は約1000名と発表された。今年のイベントは展示のほか、大きな目玉となるMSX公式エミュレーターの発表があった。来年の開催時には公式エミュレーターにより新たな参加者が増加し、ソフトがより一層充実していることを期待したい。

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