コンパックコンピュータ(株)は23日、企業向けデスクトップパソコン『Deskpro EXS』と、ノートパソコン『Armada 100SアドバンテージモデルV』、『Armada E500』、『Armada M300』を発表した。Deskpro EXSは15インチディスプレーと組み合わせた最小構成で8万5800円。本日より販売を開始する。またArmada 100Sは13万8000円からで、9月下旬に出荷予定となっている。
Deskpro EXS
『Deskpro EXSシリーズ』(左がミドルタワー筐体、右が横型デスクトップ筐体) |
Deskpro EXSは、コンパックの企業向けデスクトップ“Deskproシリーズ”として初めて注文仕様生産に対応し、筐体(横置きデスクトップ、ミニタワー)、CPU(Celeron-566MHz、Pentium III-733MHz、同-866MHz、同-933MHz)、メモリー容量(64~512MB)、グラフィックスカード(i810E内蔵、nVIDIA M64、nVIDIA GeForce2 GTS)、OS(Windows 98SE/2000)などをユーザーの好みに応じて組み合わせることができる。
価格は、横置きデスクトップ筐体に、Celeron-566MHz、64MB SDRAM、10GB HDD(5400rpm、Ultra ATA/66)、48倍速CD-ROMドライブ、i810Eグラフィックス、Windows 98SE、15インチCRTディスプレー、3年間のパーツ保証と1年間の出張修理サービス付きで、8万5800円となっている。
EXSシリーズで採用された筐体は、同社の従来機『Deskpro EP』と比較して底面積で24パーセント小型(横型デスクトップ筐体)となった。工具なしで筐体カバーを取り外すことが可能で、メンテナンスコストを削減できるとしている。
販売は同社のオンラインストア“コンパックダイレクトプラス”、正規販売代理店“ダイレクトパートナー”を通じて行なわれ、受注後5営業日で納品が可能としている。また、電話による24時間年中無休のテクニカルサポートサービスも提供する。
『Armada 100SアドバンテージモデルV』、『Armada E500アドバンテージモデル/V』、『Armada M300アドバンテージモデルV』
『Armada 100SアドバンテージモデルV』 |
Armada 100SアドバンテージモデルVは、同社の企業向けノートパソコンブランド“Armada”シリーズとして初めて、AMD製CPU(モバイルAMD-K6-2+-533MHz)を採用した。64MBメモリー、5GB HDD、最大24倍速CD-ROMドライブ、56kbpsモデムを搭載する。12.1インチの800×600ドットHPA液晶ディスプレーを搭載しWindows 98SEがプレインストールされたモデルが13万800円、13.3インチの1024×768ドットTFT液晶ディスプレーを搭載しWindows 98SEがプレインストールされたモデルが16万8000円、13.3インチの1024×768ドットTFT液晶ディスプレーを搭載しWindows 98SEとOffice 2000 Personalがプレインストールされたモデルが18万8000円となっている。3モデルとも9月下旬に出荷予定。
Armada E500アドバンテージモデル、同アドバンテージモデルVは'99年10月に発表したA4サイズオールインワンノートE500シリーズの新モデル。CPUにモバイルCeleron-550MHzとモバイルPentium III-700MHzを搭載した。また新たに15インチTFT液晶ディスプレーを搭載したモデルも用意された。モバイルPentium III-700MHz、64MBメモリー、56kbpsモデム、100BASE-TXポート、12GB HDD、15インチの1024×768ドットTFT液晶ディスプレーを備えたモデル(OSはWindows 95と98SEのデュアルブート)が31万8000円などとなっている。出荷時期は仕様により異なるが、8月下旬から順次出荷される。
Armada M300アドバンテージモデルVもE500同様、'99年10月に発表されたB5サイズノートパソコンM300の新モデルで、CPUにモバイルPentium III-600MHzを搭載した。64MBメモリー、12GB HDD、12.1インチの1024×768ドットTFT液晶ディスプレー、56kbpsモデム、100BASE-TXポートを備えた、Windows 95と98SEのデュアルブートモデルが23万9800円、Windows NT4.0とWindows 2000のデュアルブートモデルが25万9800円となっている。8月下旬より順次出荷される予定。