伊藤忠商事(株)は、ファッション雑誌に掲載されている全商品をデータ化し、商品・在庫情報の提供/販売店の検索/一部商品のオンライン販売サービスを提供するシステム“MAGASeek.com”を23日に立ち上げると発表した。すでにiモードの公式サイトに決定している。
最初の提携先として(株)小学館と組み、『CanCam』と『oggi』の10月号(8月発売号)から対応する。(株)サンエー・インターナショナルや(株)フランドルなど約40ブランドの参加でスタートし、年内に100ブランド以上の提携を考えているという。
販売対象商品は洋服・靴・かばん・アクセサリーなどを中心に毎月3000アイテム以上。このうちオンラインで販売できる商品は、同社が提携している倉庫からヤマト宅急便で配達する。支払方法は、クレジット決済と代金引き換えの2種類。
雑誌名・号数・ページ・単価を入力して商品を特定し、その商品の取り扱い販売店を地区別に検索して電話をかけられるようにするほか、ネット上の商品在庫の有無や追加入荷をメールで通知するシステムなどいくつかのビジネスモデル特許も申請中という。
システム開発は、伊藤忠商事/伊藤忠テクノサイエンス(株)/(株)CRC総合研究所などが出資するインフォ・アベニュー(株)が行なっている。
将来的には雑誌やテレビで見た商品を購入できるポータルサイトを目指しており、2001年初頭には事業会社として独立させる予定という。
なお、iモードで同サイトを参照するには、メニューリスト→エンターテイメント→雑誌→マガシークまたはメニューリスト→チケット/リビング→ファッション→マガシーク。