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サンとネットスケープの共同組織“Sun|Netscape Alliance”、EC向けソフト『Netscape ECXpert 3.0』および『Netscape TradingXpert』を発売

1999年12月01日 00時00分更新

文● 編集部 高柳政弘

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Sun|Netscape Alliance*は12月1日、インターネットに対応したEC(電子商取引)向けのソフト『Netscape ECXpert 3.0』および『Netscape TradingXpert』の日本語版を、2000年1月末に発売すると発表した。対応OSはSolaris。

*Sun|Netscape Allianceは、サン・マイクロシステムズ(株)と日本ネットスケープ・コミュニケーションズ(株)が、共同で設立した組織(バーチャルカンパニー)。インターネット関連ソフトやEコマース関連ソフトの開発を行なっている。Sun|Netscape Allianceが開発した製品は、“iPlanet”ブランドとして提供される。

Netscape ECXpert 3.0は、購入データや販売データ、請求データの受け渡しをインターネット上で行なうEDI(電子データ交換)を目的とした包括的なEC向けソフト。Eコマースにおけるプロセスの自動化機能や管理機能のほか、取引先にデジタル文書を暗号化して送信する機能も備える。

対応するプロトコルとしては、日本独自のプロトコルであるJCAプロトコル(日本チェーンストア協会制定)、全銀手順(全国銀行協会制定の標準通信プロトコル)、全銀TCP(全銀手順をTCP/IP用に拡張したプロトコル)、CIIトランスレーション(日本情報処理開発協会の産業情報化推進センターが開発したプロトコル)もサポートしている。価格は500万円から。

Netscape TradingXpertは、インターネット上で電子データの交換(EDI)を自動化するソフト。このソフトを導入することで、ECにおける取引先はEDIに対応するための追加投資負担が発生しなくなるとしている。また、取引先はウェブブラウザーを利用して、インターネットにアクセスするだけでEコマースを実現できるようになるという。価格は400万円から。

Sun|Netscape Allianceの日本副代表である河谷哲行氏は、「“B to B(企業間)”のEコマースソリューションのすべてに対応できる」 と語った。また、「Sun|Netscape Allianceは、インターネット(ウェブ)EDIにフォーカスし、ナンバーワンを狙う」とアピールした。

Sun|Netscape Allianceの日本副代表である河谷哲行氏Sun|Netscape Allianceの日本副代表である河谷哲行氏

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