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クニリサーチインターナショナル、『Eudora Pro Version 4.2-J』『Eudora Pro for CE Version 2.0J』『Eudora ART Series』の3種類のメールソフトを発売

1999年11月29日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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(株)クニリサーチインターナショナルは29日、3種類の電子メールソフト『Eudora Pro Version 4.2-J』『Eudora Pro for CE Version 2.0J』『Eudora ART Series』の発表を都内で行なった。

発表会には、同社代表取締役の出口巌氏、米QUALCOMM社国際マーケティングマネージャーのAli Zamiri(アリ・ザミリ)氏が出席した。

「ソフトハウスからサービスの会社へ脱皮を目指す」出口巌氏
「ソフトハウスからサービスの会社へ脱皮を目指す」出口巌氏



Eudora Pro Version 4.2-J

『Eudora Pro Version 4.2-J』は、Windows版とMacintosh版を12月23日に発売する。

同製品は、マルチアカウント対応、メール自動振り分け機能、メッセージ検索機能などを持つ電子メールソフト。今回、Windows版では、Outlook Express 4、Netscape Messenger 4.0X、Becky! Internet Mail Ver.1.25からメッセージをインポートできる機能を新たにサポート。Macintosh版では、IMAP4(Internet Message Access Protocol)を新たにサポートした。

また、クロスOSライセンス(シングルライセンス版のみ)となっており、Windows版を購入した人はMacintosh版ライセンスを、Macintosh版を購入した人はWindows版のライセンスを無償で入手することができ、両方のOSで利用できる。ソフトは、あらかじめハイブリッドCD-ROMに両OS版が収録されている。

さらに、ウイルス対策として、(株)シマンテックの『ノートン・アンチウイルス Ver.5製品版』をバンドルしている。コーポレートライセンス版とサイトライセンス版、アカデミックライセンス版には、128bit暗号化アルゴリズムを使用したネットワークアソシエイツ(株)の暗号化ソフト『PGP Business Security 5.5.5J』をバンドルする。

対応OSは、Windows版がWindows 98/98/NT 4.0/2000β(動作確認済み)、Macintosh版が漢字Talk7.1.2以降(Mac OS 9、動作確認済み)となっている。

シングルライセンス価格が9800円(5万本限定でキャンペーン価格7800円)、コーポレートライセンス・サイトライセンス価格9800円から、アカデミックライセンス価格6400円からなどとなっている。

なお、Ver.4.0-JとVer.4.1-Jからは、ダウンロードによる無償バージョンアップが可能。Ver.2.X-JとVer.3.X-Jからは3800円でバージョンアップできる。

米QUALCOMM社のAli Zamiri氏
米QUALCOMM社のAli Zamiri氏



Eudora Pro for CE Version 2.0J

『Eudora Pro for CE Version 2.0J』は、Windows CE版のEudora Proであり、Eudora Proの持つ基本的な機能を継承している。

同製品の特徴として、受信するメールのサイズに制限をかける機能や、コンパクトフラッシュなどの外部メモリなどにメールを保存できる機能、OSが持っているアドレス帳のデータのインポート機能を備えている。

対応機種は、CPUにMIPSかSH3を搭載した機種で、OSはWindows CE 2.0/2.11、Windows CE for Palm-size PC Ver.1.2となっている。

発売は12月13日で、販売方法は、同社のウェブサイトからのダウンロード販売(後で銀行振込)となっている。価格は3800円。

Eudora ART Series

『Eudora ART Series』は、これまでの電子メールソフトとは異なり、1943年の計算機械“ENIGMA(エニグマ)”、2049年の未来“IMAGE(イマージュ)”など4つのテーマの元、インターフェース画面が設計されている。インターフェースのデザインには、ペーパークラフトアーティストの富田勉氏のデザインを採用している。

『Eudora ART Series ENIGMA』の画面
『Eudora ART Series ENIGMA』の画面



同製品は、Power Mac G3/G4に対応し、機能面では、Eudora Proと同じ。対応OSは、Mac OS 8.0以降(Mac OS 8.5以降推奨)で、Mac OS 9については動作確認中とのこと。

ENIGMA、IMAGEといった4つの異なるイメージの製品が、1ヵ月から2ヵ月の間隔でシリーズとして発売される。販売方法はオンライン販売(銀行振込かクレジットカード利用)となっており、同社のウェブサイトで11月29日より予約の受付を開始する。価格は4980円。

同製品のWindows版に関しては、現在検討中だという。

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