NTTソフトウェア(株)は19日、同社が運営するオンラインショッピングモール“BaySide”で音楽配信サービスを開始した。同サイトは、7月16日からの無料配信サービスを終え、正式なサービスを開始することになる。
同サービスには、東日本電信電話(株)(NTT東日本)、日本電信電話(株)(NTT)、(株)神戸製鋼所が開発した“SolidAudio”が採用されている。SolidAudioは、NTT東日本、NTT、神戸製鋼所が提唱する著作権保護技術“InfoBinde”と音楽圧縮技術“IwinVQ”からなるもの。
無料配信サービスの出店社は、インディーズ・レーベルのAWAL JAPAN(エーウォール
ジャパン)、音楽のダウンロード販売サイトを運営するノエル(株)、音楽制作会社のベルテック(株)、コンピューターゲーム製作会社の(株)スティングの4社。
今回の正式サービス開始での取り扱いジャンルは、Fusion、Classical
Music、Jazz、J-POP、POPS、Rock、R&B、Soul、Reggae、House、Techno、Game Musicなど、収録曲数は962曲(無料104曲を含む)となる。ダウンロード価格は、100~200円の価格帯が多いようだ。
ダウンロード曲を聴くためには、音楽データを記録するID付スマートメディアと、これを再生するためのポータブルプレーヤー“SolidAudioプレーヤー”が必要となる。SolidAudioプレーヤーは、(株)ハギワラシスコム、富士フイルムアクシア(株)、日立マクセル(株)から販売予定。価格はオープンプライスだが、予想小売価格は3万円前後としている。
同社は、15社の音楽配信サービスを行なう企業を2000年度までに集めたいとしている。