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藤沢市と慶応義塾大学、新産業の創出を目的としたコンソーシアムを設立

1999年11月22日 00時00分更新

文● 楯 弥生

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藤沢市、(財)藤沢市産業振興財団、慶応義塾大学の3者は、11月19日、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスにおいて、「湘南新産業創出コンソーシアム」の発足式を開催した。

発足式での演壇風景。壇上は藤沢市長
発足式での演壇風景。壇上は藤沢市長



産官学民が結集

このコンソーシアムの目的は、藤沢市を核とした湘南地域に新産業を創出し、集積地を形成すること。そのための仕組みとして、起業家を目指すものとこれを積極的に支援する機関とが共同研究・情報交換・交流・提携を行なう。

組織は、(財)藤沢市産業振興財団を事務局として、推進組織である湘南新産業創出コンソーシアム運営委員会、設立趣旨に賛同する会員(支援機関、参加者)をで構成される。

コンソーシアムの代表で、(財)藤沢市産業振興財団理事長の塩田豊永氏コンソーシアムの代表で、(財)藤沢市産業振興財団理事長の塩田豊永氏



支援機関の候補としては、高等教育機関として、藤沢市内(一部は茅ヶ崎市)にキャンパスを持つ慶応義塾大学、日本大学、湘南工科大学、文教大学、湘南国際女子短期大学など。研究機関、行政関連では、産業技術総合研究所、神奈川高度技術財団、神奈川科学技術アカデミー、神奈川県、中小企業経営センター、(財)神奈川中小企業センター、ケイエスピーなどが予定されている。また、金融機関、ベンチャーキャピタル、保証協会、コンサルタント、公認会計士、弁理士などにも支援を募っている。

今回のコンソーシアム発足には、学の町としての藤沢の性格が深く関わっている。壇上は慶應義塾大学環境情報学部長の斎藤信男氏
今回のコンソーシアム発足には、学の町としての藤沢の性格が深く関わっている。壇上は慶應義塾大学環境情報学部長の斎藤信男氏



参加者としては、学生、市民・社会人、企業内などのベンチャー、SOHO事業者、アウトソーシング事業者、異業種交流会、商工会議所、青年会議所などを考えている。

主な事業として、予定しているのは、下記のとおり。
(1)積極的な交流会、情報交換会の開催
(2)研究機関情報・支援機関情報・企業情報のデータベース化
(3)ホームページ上での研究情報・得意情報の提供・交換
(4)産学共同研究・セミナー開催
(5)新産業事情リサーチ
(6)新規事業の計画造り支援
(7)スタッフ・NPOによる提携支援
(8)新事業コンテスト実施と入選者への支援・投資斡旋
(9)ベンチャー支援ファンド設置

湘南から世界へ

発足式ではまず、山本捷雄・藤沢市長が挨拶し、コンソーシアムへの理解と協力を求めた。次に、コンソーシアムの運営委員長でもある斎藤信男・慶応義塾大学環境情報学部長が、新産業創出および集積地形成の方策について述べた。

藤沢市長の山本捷雄氏
藤沢市長の山本捷雄氏



藤沢市は、産業育成、誘致、集積の伝統を備え、広大な未利用地を持つ。また市内に慶応義塾大学や日本大学などがあるため、情報通信、環境、医療・看護、バイオ、ライフサイエンスなどといった新しい分野において研究の集積をすることが可能である。したがって、「産官学で役割分担をし、それぞれの得意分野を発揮することで、湘南から日本へ、そしていずれは日本から世界へと存在感を示せる新産業創出の集積地形成ができる」と、斎藤学部長は語った。

慶應義塾大学環境情報学部長の斎藤信男氏
慶應義塾大学環境情報学部長の斎藤信男氏



長谷川政彦・(財)藤沢市産業振興財団専務理事が“湘南新産業創出コンソーシアム”の発足の背景について改めて説明した後、司会の済田伸二・(財)藤沢市産業振興財団事務局次長が、参加者にコンソーシアム設立への賛同を示す拍手を求め、会場内は暖かい拍手に包まれた。

(財)藤沢市産業振興財団の専務理事の長谷川政彦氏
(財)藤沢市産業振興財団の専務理事の長谷川政彦氏



発足式は、“湘南新産業創出コンソーシアム”代表の塩田豊永・(財)藤沢市産業振興財団理事長の挨拶によって締め括られた。この後には、当日、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスで開かれていた“SFCオープン・リサーチ・フォーラム'99”(研究成果の発表・展示・デモ)の懇親会と合わせて交流会が実施され、発足式参加者は、慶応義塾大学の教授や学生らとの懇談を楽しんでいた。

発足式後の懇親会の模様。慶應大学湘南藤沢キャンパスのオープンリサーチフォーラムの懇親会と合同
発足式後の懇親会の模様。慶應大学湘南藤沢キャンパスのオープンリサーチフォーラムの懇親会と合同

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