(株)アスキーは、ゲーム雑誌『週刊ファミ通』通巻500号を記念し、“第1回
ファミ通エンタテインメント大賞”(愛称:えんため大賞)を実施、29日に入賞作品の発表と授賞式を行なった。最優秀賞は荒井千明さんの『ボディーガード』(小説部門)。
ファミ通エンタテインメント大賞は、クリエイターの発掘/育成を目的とし、“小説部門”、“コミック部門”、“イラスト部門”、“ドラマ企画書部門”において、'98年5月1日から'99年1月10日の期間に作品を募集。応募総数は1418点(コミック95点、小説230点、イラスト756点、ドラマ企画書337点)で、審査の結果、合計12作品が選ばれた。入賞作品は以下の通り。
●大賞:該当作品なし
<小説部門>
●最優秀賞:『ボディーガード』(荒井千明さん/34歳)
●佳作:『夜空に、満天の星』(PN(ペンネーム) 桜庭一樹さん/27歳)
●佳作:『かがみのうた』(PN 神野オキナさん/29歳)
●東放学園賞:『きみの願い、ぼくの望み』(PN 青山カナコさん/38歳&33歳)(2名の共同執筆)
<コミック部門>
●入賞:『底ぬけサーカス団』(PN 鈴木マサカズさん/26歳)
●入賞:『サムライ惑星(プラネット)』(須田信太郎さん/30歳)
●佳作:『犬。』(PN 小澤けいこさん/26歳)
<イラスト部門>
●入賞:無題(PN アサダ ヲサムさん/26歳)
●入賞:無題(山村真紀さん/28歳)
●審査員奨励賞:無題(藤田順子さん/28歳)
<ドラマ企画書部門>
●佳作:『風水娘‘睡蓮’』(大田原智子さん/38歳)
●審査員奨励賞:『WILD DIAMOND』(深見真さん/21歳)
ただひとり最優秀賞を受賞された荒井さん。「ありがとうございます。評価していただいて感無量です」と受賞の喜びを語ってくれた。「賞金の100万円はどうされますか?」の問いには、「親に返します」との殊勝なお答え |
週刊ファミ通の浜村弘一編集長は総評として、「今回クリエイターの育成、発掘を目的としたコンテストという始めての試みだったが、大賞の該当作品はなかったものの手ごたえを感じた。今後もこのコンテストは続けていく。今回受賞されたみなさんには、これからの市場を活性化させていく存在になっていただきたい」と語った。
なお、第2回えんため大賞の詳細については、追って同誌等で告知する。