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シー・エス・イー、スパムメールやチェーンメールに対応するメールセキュリティーシステムを発表

1999年05月31日 00時00分更新

文● 編集部 原武士

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(株)シー・エス・イーは、東京・渋谷の同社本社にて、電子メールのセキュリーティーシステム『MIMEsweeper(マイムスイーパー) ver.4.0』日本語版の発売を発表した。これは、英content technologies社の開発したもので、インターネットと社内ネットワークとの間にあるゲートウェーにインストールして利用する。送受信されるメールの内容や添付ファイルをチェックし、ウイルスや迷惑メールを検出し、選別する機能を備える。

同製品は、メールの文章からキーワードやキーフレーズを検索し、スパムメールやチェーンメールの可能性が強いと判断したメールに、警告文を挿入してユーザーに届けたり、ユーザーに配信しないように設定したりできる。また、HTMLメールの侵入防止や、送信元のメールアドレスによるメールの受信拒否などの設定もできる。ウイルスの検出には、同社が販売する英Sophos社開発のウイルス対策ソフト『Anti-Virus』など、対応するアンチウイルスソフトを利用する。

対応OSはWindows NT 4.0以上、価格はメールアドレス数が250以下の場合で110万円。発売は今秋を予定している。同製品の英語版は4月1日に発売しており、英語版の購入者に対しては日本語版への無償アップグレードサービスを実施する予定。

content technologies社、David Guyatt(デーヴィッド ガイアット)CEOは同製品の発売にあたり次のようにコメントした。

「コンテンツセキュリティーは今後のEコマースの重要な礎になるだろう。コンテンツセキュリティーは、ファイアーウォールによるアクセスセキュリティーとは別のもの。例えていうと、アクセスセキュリティーとは飛行機に乗るときパスポートを使うようなものである。対して、我々が提供するコンテンツセキュリティーは飛行機に乗るときにバッグを開いて、中身が安全かどうか確認するのに似ている」

ガイアットCEO
ガイアットCEO



「コンテンツとは、“電子メール”でもあるし“ウェブ情報”でもある。MIMEsweeperは、メールというコンテンツから極秘情報が漏洩していないか、企業のルールとして認められない使われ方をしていないかといった、各企業のニーズに合わせたセキュリティーを提供する」

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