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シマンテック、分散型Javaアプリケーション開発を可能にする統合開発環境を発売

1999年05月28日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)シマンテックは、分散型Javaアプリケーション開発を可能にする企業向け統合開発環境ツール『VisualCafe Enterprise Suite』を6月18日に発売する。Windows 95/98/NT4.0対応で、価格は36万円。

同製品は、現在発売中の『VisualCafe Version3 シリーズ(スタンダード版/プロフェッショナル版/データベース版)』の最上位エディション。シリーズすべての機能を搭載するほか、分散オブジェクト開発用の“シングルビュー技術”を備えている。シングルビュー技術は、従来ネットワーク上の複数のPCに分散していた開発環境を、1台のPC上に簡素化して画面表示し、一画面上ですべて開発/デバッグできるというもので、分散開発環境をユーザーに意識させない考慮がなされている。

また、多層のアプリケーションを開発できるほか、複数プラットフォームや仮想マシンでのデバッギングも可能。ウィザード機能も分散型環境に対応できるよう強化されている。そのほか、分散環境用のJavaアプリケーションを作成するための規約“EJB(Enterprise Java Beans)”にも対応するという。対応は7月の予定で、同製品をEJBに対応させるための専用ツールを別途提供する。価格など詳細は未定。

米シマンテック社の寿福良平氏は、「分散環境を意識させない開発環境設計となっている。これまで分散型アプリケーションを作成するには手間がかかったが、この製品を利用することで楽な操作で、しかも短時間で開発することが可能になる」としている。

米シマンテック社の寿福良平氏(左)
米シマンテック社の寿福良平氏(左)

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