このページの本文へ

サンとマイクロソフト、Java訴訟に関して3つの仮裁定

1999年05月27日 00時00分更新

文● 編集部 清水久美子

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

米カリフォルニア州サンノゼ連邦地域裁判所は、米サン・マイクロシステムズ社と米マイクロソフト社が係争中のJava訴訟に関して3つの仮裁定を出した。これは、オンラインメディアの米MSNBCなどいくつかのメディアで報道されたもの。

これによれば、3つの仮裁定のうち2つはマイクロソフトの主張を認めたもので、1つはサンの主張を認めたものとなっている。

マイクロソフトの主張を認めた仮裁定は、同社が著作権や特許権などサンの権利を侵害しない限り、独自にJavaを開発してもよいというものと、サンのJavaの進歩に同社がそれほど迅速に従う必要がないというもの。一方、サン側が主張していた、マイクロソフトはWindows 98およびInternet Expolorer 4.0に含まれているJavaが、サンの知的所有権を侵害しているという仮裁定は下された。

同訴訟では、6月24日に口頭弁論が予定されており、その後最終的な裁判が下される予定。

なお、サン・マイクロシステムズ(株)は、「最終的な判決が出るまでコメントできない」、また、マイクロソフト(株)は、「今回の裁判はあくまでも仮決定で、今後の焦点を絞っていくもの。今は口頭弁論に向けて準備を整えている状況」とコメントしている。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン