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音楽ソフト販売のインターネット、iMac/G3に対応したDTM製品を発売

1999年05月26日 00時00分更新

文● 編集部 綿貫晃

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インターネット(株)は、iMacやPower Macintosh G3に対応したDTM(DeskTop Music)ソフトなど3製品を発売した。

音楽統合ソフト『Singer Song Writer 4.0 for Macintosh』

『Singer Song Writer 4.0 for Macintosh』は、MIDIシーケンスやアレンジを行なう音楽統合ソフト。256トラック、16ポートの出力が可能。4分音符あたりの分解能は480となっている。譜面に音符を貼り付けて作曲するスコアエディター、MIDIの細かいコントロールを行なうステップエディターなどを備えている。また各種の譜面を印刷することも可能。

今回のバージョンアップでは、特にアレンジ機能が強化された。同社独自のアレンジアルゴリズムC.A.E(Chord Adjust Engine)を搭載し、メロディからコードを自動解析したり、アレンジ変換をすることが可能となっている。アレンジには、付属のアレンジデータ(60ジャンル6500パターン)やフレーズデータ(250パターン)を利用することが可能。また、楽器の奏法(40パターン)をシミュレートするオートニュアンス機能によって、ギターや管楽器などの演奏のリアルさを向上させたという。

同ソフトには、ローランド(株)のソフトMIDI音源『VSC-88』が付属しており、コンピューター本体だけでMIDI演奏が可能になっている。VSC-88は最大同時発音数が128音、パート数は16、音色数は546音となっている。

対応OSはMac OS 7.6以上、PowerPC搭載のMacintoshシリーズに対応する。価格は3万8000円で、発売は27日。

『Singer Song Writer 4.0 for Macintosh』『Singer Song Writer 4.0 for Macintosh』



DTM学習ソフト『DTM楽園(コード編)』

『DTM楽園(コード編)』は、ブラウザーを利用してコードを理解することを目的とした通信教育ソフト。音楽理論のウェブテキストは全部で415ページ用意されており、それを利用して音楽理論を勉強できる。構成は“コードレッスン”、“コードの作り方”、“音程(度数)について”、“コード聴音まで”の全4章。各章ごとの課題を電子メールか郵便で講師に提出し、通信添削を受けられることが特徴。

テキストの解説に加え、コードの検索を行なう“コードツール”や、移調/転調した時のコードを探り当てる“移調ツール”が付属する。

対応OSはWindows 95/98、漢字Talk 7.5.5以上、Mac OS7.6以上。使用する際にはウェブブラウザーが必要。価格は1万2000円で、発売は6月下旬予定。

『DTM楽園(コード編)』『DTM楽園(コード編)』



データコンバーターソフト『GS/XG Data Converter』

『GS/XG Data Converter』は、GS音源用データとXG音源用データを相互にコンバートするソフト。GS音源用データはヤマハMU100相当のXGデータへコンバートされ、XG音源用のデータはローランドSC-55mkII相当のGSデータへコンバートされる。

コンバート可能なパラメーターは、Bank MSB/LSB、プログラムチェンジ、ドラムパートアサイン、ボリューム、Expression、Drum Key Number、エクスクルーシブデータ。対応OSは、Windows 95/98、漢字Talk 7.5.5以上、Mac OS7.6以上。オープン価格(実勢価格4000~4500円)で、発売は27日。

『GS/XG Data Converter』
『GS/XG Data Converter』

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