ノーザン テレコム ジャパン(株)とベイ・ネットワークス(株)の2社は6月1日付けで合併すると発表した。新社名は“ノーテルネットワークス株式会社”とし、代表取締役には、ノーザン
テレコム
ジャパンの村上憲郎社長が、代表取締役専務には、ベイ・ネットワークスの齋藤彰夫社長が就任する。
これは、'98年9月にカナダのノーザン テレコム
リミテッドと米ベイ・ネットワークス社が音声、データの技術統合を目的に合併したのを受けたもの。昨年末から、日本法人両社内に“インテグレーションオフィス”を設け、統合に向けて準備を進めてきたという。今年の4月には、親会社が会社名を“Nortel
Networks Corporation”に変更。これを機に日本法人も統合化し、社名も改めることになった。
今回の統合で、電話交換機など電気通信事業者向け音声通信機器を取り扱う“キャリア・ソリューション”、電気通信事業者向けデータ通信機器を取り扱う“キャリア・パケット・ソリューション”、LAN/WAN機器など企業向け音声、データ通信機器を取り扱う“エンタープライズ・ソリューション”の3事業が集約されるという。
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新会社ノーテルネットワークス(株)代表取締役社長の村上憲郎氏 |
新会社ノーテルネットワークス(株)代表取締役社長に就任した村上憲郎氏は、「今回の合併で、これまで私たちが目指してきた“Unified
Networks(ユニファイド
ネットワークス”のさらなる実現を図りたい。これは、音声とデータの統合化を図るノーテルネットワークが以前から提唱してきた基本コンセプト。グローバルな組織の中の日本という位置付けを目指す。3年以内には、“世界での売上の10パーセントシェアが目標”といえるように、挑戦していきたい」と述べた。
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代表取締役専務に就任する齋藤彰夫氏 |
なお、8月までは、両社ともこれまでのオフィスで営業を行なう。その後オフィスの移転・合併を行なうとしている。
