このページの本文へ

日本AMD、380MHzの『モバイルAMD-K6-III-Pプロセッサ』を発表

1999年05月25日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本AMD(株)は、ノートPC向けのx86プロセッサー『モバイルAMD-K6-III-P プロセッサ』を発表した。クロック周波数は、380MHz、366MHz、350MHzの3種類。パッケージ(プロセッサーの形状)はK6-IIIと同じだが、表面の印字は異なる。

同社独自のTriLevel Cache(トライラベル・キャッシュ)アーキテクチャー*が使用されている。このことにより、On-die(内部)L1キャッシュ64KB、プロセッサーと同一クロック周波数で動作するモジュール内部のL2キャッシュ256KBに加え、Super7マザーボード上の外部L3キャッシュへのアクセスも可能になり、100MHzで動作する外部L3キャッシュはオプションで最大1MB搭載可能となっている。また、3DNow!テクノロジーを搭載し、ソフトDVD再生や音声認識のアルゴリズムなど3Dグラフィックスやマルチメディアアプリケーションの処理性能が向上するという。コア電圧は2.2Vで、消費電力は12W。2130万個のトランジスターを集積し、0.25μm、5層メタルプロセスで製造される。製造はテキサス州オースチンのFab25で行なう。

価格は、1000個受注時で『AMD-K6-III-P/380』が4万8860円、『同366』が4万4240円、『同/350』が3万4860円。本日から出荷開始。

*L1キャッシュはOn-die(内部)で64KB、L2バックキャッシュは、モジュール内部でプロセッサーと同一クロック周波数の256KBで動作する。L3キャッシュはSuper7マザーボード上では100MHzフロントバスで接続され、最大1MBまで拡張できる

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン