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【日刊京都経済特約】全国の地域情報化担当者が京都に集合--宝ヶ池で第3回会合ニューメディア開発協

1999年05月24日 00時00分更新

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(財)ニューメディア開発協会(亀井正夫会長)は7月1日、2日の両日、全国の自治体の地域情報化担当者のサミットに当たる“全国地域情報化推進会議――情報化フェスタ”を京都市左京区宝ヶ池の国立京都国際会館で開く。全国各地で行政サービスの情報化や情報化による産業育成などに取り組んでいる事例が数多く紹介される見込み。同フェスタは今回が3回目で、京都で開くのは初めて。

会議では初日、元NHKアナウンサーで現在青森県立図書館長などを務める鈴木健二氏が基調講演をした後、大山永昭東京工業大学教授のコーディネートで「少子高齢社会」をテーマにパネルディスカッションを行う。

2日目は、“デジタルアーカイブ”、“情報化による街づくり”、“地域気象情報サービス”の3テーマで分科会を開催。“デジタルアーカイブ”の分科会では、武邑光裕・東京大学助教授(前京都造形芸術大学助教授)、畑祥雄・インターメディウム研究所ゼネラルマネージャーが講演した後、京都市の清水宏一・総合企画局情報化推進室長のコーディネートで石川県、大阪府、岐阜県、広島県などの担当者が自治体の役割を話し合う。

デジタルアーカイブの拠点形成目指す

情報化フェスタで開催されるデジタルアーカイブ分科会は「デジタルアーカイブ全国大会」とも銘打たれる。98年に宝ヶ池で開かれた「デジタルアーカイブ・ビッグバン」の京都の仕掛け人が中心的なメンバーになっており、デジタルアーカイブ推進の上で京都の役割が強まりそうだ。

同分科会の第1部で講演する武邑光裕氏は京都造形芸大時代にデジタルアーカイブの重要性を強く主張、京都市の清水室長がこれに賛同して昨年の「ビッグバン」に結実したという経緯がある。同じく第1部で事例紹介をする畑祥雄氏は成安造形大学などが出資する民間の“大学院大学”「インターメディウム研究所」(大阪市)を拠点に、早くからデジタルアーカイブの推進を提唱している。

日刊京都経済:京都圏を中心に地域密着型の経済情報を提供する経済新聞。'97年12月1日創刊と後発ながら、地元中小企業の情報に強いことで定評がある。紙面をWindows対応の編集システムで制作していることも特徴のひとつ。

記事の転載にあたっては、外来語の表記など用字用語の一部のみをASCII24の表記に合わせて書き換えた。その他はすべて原文のまま。

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