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NTTデータ、'99年3月期決算は前年同期比4.5%増

1999年05月21日 00時00分更新

文● 編集部 綿貫晃

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(株)NTTデータは20日、'98年3月期('98年4月1日~'99年3月31日)の業績と新しい代表取締役社長を発表した。

同年度の業績については、システム開発サービスやその他のサービスなどの伸長によって、売上高は前年同期比5.0%増の7101億5200万円。利益面では、売上高の増加や事業税の計上区分の変更などによって、経常利益は前年期比25.0%増の377億4700万円であった。当期純利益は前年同期比4.5%増の163億1200万円となった。

また、2000年3月期('99年4月1日~2000年3月31日)における業績見通しもあわせて発表した。同社は、2001年に導入される会計処理の変更に伴い、これまで資産に計上していたソフトウェアの一括費用処理額や、退職給与引当金の積み増し額を特別損失に計上するという。そのため、売上高は7250億円で、経常利益は430億万円。当期純利益は120億円の赤字と予想している。

今回の発表では、代表者異動の発表も行なわれた。新しい代表者は、現在の同社代表取締役副社長の青木利晴氏となり、6月29日より就任する予定。現在の代表取締役社長の神林留雄氏は、6月29日より代表取締役会長になる予定。

代表取締役社長の神林氏
代表取締役社長の神林氏



同社代表取締役社長の神林氏は、「4年間社長を務め、売上高も4年間で2400億円上げることができた。私としては、強力に営業活動を展開できるように、組織変革と教育改革を進めてきた。特に、責任の所在が明確に分かるような体制になるように心がけていた。これらによって、新しい顧客も増え、売上も上げることができた。'98年3月期もこの方針を貫いた」と述べた。

新社長の青木氏については、「青木氏は研究畑の人間なので、テクノロジーに関しては心配ない。ただし、営業面に関しては、私がサポートしていく必要があるだろう」と語った。

“NTTデータはどんな会社と呼ばれたいか?”という質問には、「情報ネット社会のトッププロデューサーと呼ばれたい」と力強くコメントした。

6月29日より就任する予定の新代表取締役副社長、青木利晴氏 6月29日より就任する予定の新代表取締役副社長、青木利晴氏

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